こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、子どもに発達障害(神経発達症、ASD・ADHD・LD)の特性があると分かったとき、もしくは発達障害の特性があるかもしれないと感じたときに、
日常に起きている子どもの困った行動を見て、今後もできるようにならないのではないかな?とあきらめモードになってしまうことはありませんか?
たとえば、
・注意散漫で宿題になかなかとりかかれなかったり、宿題をやっている途中に頭を抱えてパニックを起こしてしまっている
・コミュニケーションが苦手で、クラスメイトとなかなか友だちになることができずトラブルが続いている
・不登校もしくは学校に行きしぶることが多くて五月雨登校の状態になってしまっている
などと、様々な問題が起きてくるときに、
親であるあなたは子どもへの対応に疲れてしまっていませんか?
子どもがイラついて荒れている状態がひどくなっていったり、
子どもが家族に暴言を吐くようになったりして、
どうしたらよいのかわからずに疲弊してしまっていませんか?
親も発達障害の特性からくる困りごとに対応することに疲れてしまって、
もしかしたらこのままどうすることもできずに困りごとが続いていくのではないだろうか、
子どもの要望を受け入れて、やるべきことをやらせることをあきらめてしまった方が楽なのではないか、と感じてしまうこともあるかもしれません。
それでも、発達障害の特性があって今は苦手だとしても、できるようになることもたくさんあるのです。
発達障がいがあり苦手なことがあったとしても、
やるべきことをやらなくていいわけではありません。
たとえば、子どもが学校に行きたくないというときに、
「学校に行きたくないんだね」と学校に行きたくない気持ちに寄り添うことは親としてとても大切なことですが、
学校に行かないということを許すことはちがいます。
なぜなら、学校に行かないということは問題を先送りすることになるからです。
学校に行くということは、
様々なストレスがあります。
先生や同級生の友だち、先輩後輩などの人間関係でストレスを感じることもあると思いますし、
苦手なことや嫌いなことを勉強ですることもあります。
今学校に行かないことでイヤなことから逃れられたとしても、
社会に出たときに結局やらなければならないことはやらなければいけません。
好きなことを仕事にすることができたとしても、
その中でもやりたくないけどやらなければならないことは必ず出てきます。
そこを乗り越えたときに子どもは成長することができます。
イヤなことは簡単に済ませるようにしたり、やらなくてもよい方法を編み出すということも成長です。
やりたくないことや苦手な人間関係に折り合いをつけることできるようになるということも成長ですよね、
学校に行かないで自分で家で勉強して学校に行くのと同等のことを身につけられるなら良いのかもしれませんが、
自分一人で勉強するということは子ども一人ではなかなかできませんよね。
今回は不登校の話になってしまいましたが、
発達障害の特性があることで学校が苦手な子も多いです。
それでも、発達障害だからと学校に行くことをあきらめないことが大切です。
発達障害の特性があると、頑固なところもありいったん思い込んだらその思い込みはなかなかすぐには変わらないという面もあることもあります。
それでも、
親が譲れないところは譲らないと芯を決めてブレないようにして、
大切なことは何度も何度も話して子どもに伝えていくことで、
だんだんと発達障害の特性のある子どもに親のあなたが伝えたいことが沁み込んでいくのです。
あきらめないでください。
どうしても、どうしたらよいのかわからないというときには、発達障がい支援センターのカウンセラーなど専門家に相談するという方法があることも覚えておいてくださいね。
あなたの幸せになる子育てを応援しています。