こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、人と話をしていて伝わらないなと感じたことがありますよね。
自分では自分の意見や気持ちを伝えようとしているのに相手の反応が
・渋い顔で聞いている
・言っていることが分からないと言われる
・もう一度言ってと言われる
・内容を確認される
・どういうことと質問をされる
ということが多い。
発達障害のあなたは、相手の反応をどのように取っていますか?
・そんな顔で聞かなくてもいいじゃない
・言っていることが分からないって、どこが分からないか分からない
・なんで、何度も言わなくてはいけないの?
・どうして分かってくれないの
・どうして伝わらないの
相手の反応をネガティブに取り、落ち込んでいませんか?
相手の反応は、相手の価値観(観念)や、考え方で変わります。
例えば、
端的物事を伝えなくてはいけない、と思っている人は、結論→説明→結論と話すのが当たり前と思っています。
その人に、詳細な説明→結論 という話し方をすると、渋い顔をされるでしょうし、途中で話を切られることもあるでしょう。
詳細も含めて伝えたほうがいいと思っている人は、結論→簡単な説明→結論の話だと、もっと詳細を話すように促してくるでしょう。
ですので、発達障害のあなたが、落ち込む必要はないのです。
友達や家族にもうまく伝わらないと感じているのなら、SST(ソーシャルスキルトレーニング)で、話し方を行うのをお勧めします。
話が伝わらないと、発達障害のあなたが落ち込んで、人との会話を避けるようになってほしくないのです。
話が伝わらないから自分はダメなんだと、発達障害のあなたが思い込み、外出すること、人と合うことを避けるようにはなってほしくないのです。
人は誰もが自分の考え方、価値観を持っています。
それが個性であり、十人十色と言われるように、まったく同じ人はいません。
その相手に、自分の気持ちを伝えるのです。
それは、発達障害の有無にかかわらず、簡単そうで難しい。難しいようで簡単なのです。
相手も、自分と似ている思考の人であれば、発達障害のあなたの言葉は簡単に通じるでしょう。
ですが、相手が自分の真逆な思考の人であれば、お互いに何を言っているの?言っていることが分からない、となるのです。
会話は、お互いが分かりあおうとすることで成り立っているのですね。
つまり、質問をしてくれること、もう一度言ってとお願いされること、それは、発達障害のあなたの言っていることを、理解したいと思っているから出てくる言葉です。
ポジティブに受け止めていきましょう。