こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
今回は、発達障害の支援者さんに向けてのお手紙になります。
親御さん宛てになっていますが、あなたの立場に読み替えていただけると幸いです。
発達障害と一口で言っても、お子さんにより特性が違います。
インターネット、本、テレビ、ママ友からの情報通りに対応してもうまくいかないことがありますよね。
発達障害のお子さん自身への対応で
・小さい頃は発達障害のお子さんへこの対応でよかったのに、成長するにつれてうまくいかなくなっている
・小さい頃は感じていなかったことが、成長するにつれてなんだか辛そうにしていることが増えている
など、戸惑うことがありますよね。
お子さんは成長していきます。
思春期になれば、反抗期も出てきます。
発達障害の特性なのか、思春期だからなのか、どちらも重なっているからなのか、わからなくなることがありますよね。
発達障害のお子さんへの対応にどうしたらよいのか迷いが出てきたとき。
煮詰まってどうしようもなくなったとき。
このような経験は、今までに多かれ少なかれ幾度もありましたよね。
発達障害のお子さんの親御さんの感情の起伏が、大きい時と小さい時とありましたよね。
発達障害のお子さんの親御さん自身、どうしても自分の感情をコントロールできなかったとき、そのときの感情、考えていたことは、どんなことですか?
・どうしてうまくいかないの
・どうしたら分かってあげられるの
・この子の将来はどうなるの
・親として自分に何ができるの
・何をしてあげたらいいの
・もう限界
・もう無理
他にもいろいろな思いがでてきていますよね。
その時に、
・親として失格だ
・なざ発達障害の子を授かってしまったのか
・自分がダメな人間だからだ
・自分が親だ子どもがかわいそう
と、ご自身のことを責めていませんか?
ご自身を責めること、発達障害のお子さんの親になってから始まりましたか?
それとも、親御さんが親になる前から、ご自身を責めることをしていましたか?
親になる前からの場合、それはいつ頃からしていたのでしょうか?
小学生の時?
中学生の時?
高校生?
10代?
20代?
30代?
発達障害のお子さんの親になる前から、自分を責めてしまうところがあった場合、親御さんには、自分を責める思考癖があるということになります。
発達障害のお子さんの親になってから、自分を責めることが増えてきている親御さんも、自分を責める思考癖をつけてきているということになります。
自分を責めている時のことを考えてみましょう。
・気分は暗く重い
・思考が止まっている
・行動することができない
・何をどうしたらいいのかわからない
と、明かりが見えない状態ですよね。
この辛い時間、できることなら過ごしたくない時間ですよね。
なくしてしまいたい時間ですよね。
発達障害のお子さんの親御さんが、ご自身を責める時間が減るということは、親御さんの心に余裕やゆとりが出てきたことになります。
そうなると、発達障害のお子さんへの支援に余裕がでてきます。
今まで、発達障害のお子さんの行動で、落ち込んだり、イライラしてきたことでも、あら、またやっているわと、受け止めることができるようになってくるのです。
同じ行動なのに、親御さん自身の感情の起伏が変わっていくのです。
親御さんの感情の起伏は、発達障害のお子さんにも伝わります。
発達障害のお子さんは、親御さんのことが大好きです。大好きな人のことは良く見ています。よくわかります。
親御さんの余裕は、発達障害のお子さんに伝わることで、発達障害のお子さんの気持ちも楽になります。
ですから、親御さんには、自分を責める時間を減らして欲しいと思っています。
では、自分を責めてしまう思考癖(観念)をどのように緩めて、手放していけばいいのか。
その方法が気になりますよね。
観念については、この発達障がい支援センターの心理カウンセラーのブログで色々な角度からお話をしています。
ホームページの ”検索するテキストを入力” に「観念」と入力し、検索してみてください。
親御さんが心にゆとりがもてるヒントがたくさん出てきます。
親顔さが自分を責めないようにするには、親御さんが親御さん自身を好きでいることが大切です。
発達障害のお子さんの親御さんは、ご自分のことが好きですか?
親御さんは、発達障害のお子さんが、お子さん自身のことを嫌いと思っていたら、悲しくなりますよね。
それは、発達障害のお子さんも同じです。
自分のお母さん、お父さんが、ご自身のことを嫌いと言っていたら、お子さんは悲しくなってしまいます。
発達障害のお子さん自身に、自分のこと大好きと思っていて欲しいと思うのなら、
親御さん自身も、親御さん自身のことを大好きと思っている状態で、お子さんと一緒にいてください。
そうは言っても、、、という声が聞こえてきそうです。
この発達障がい支援センターの心理カウンセラーのブログを読んでみたけど、ヒントはたくさんもらったけど、どう実行したらいいのかわからない、と感じたときは、いつでも心理カウンセラーに声をかけてください。
私たちは、いつでもあなたに寄り添います。