こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
寒くなってきましたね。
冬用の服をいつでも使えるようにできていますか?
厚手のコートもいつでも着れるように、すぐに取り出せられるところにありますか?
体調を崩さないように、体温管理をしていきましょう。
発達障害の特性で、体温管理が苦手というのがあります。
鈍麻であれば、暑い、寒いがよくわかりません。
分からないために、コートを着ることやコートを脱ぐということを行う必要を感じません。
しかし、身体は暑さや寒さを感じているので、体調不良になってしまうのですね。
どうして、体調不良になってしまうのか。
それは、体温調整をしていないから。
体調不良にならないようにするには、体温調整をできるようになればいいんだな。
というように、考えていけば、対策を取りやすくなりますね。
仕事が続けられないと感じているあなたにも、何らかの原因があります。
その原因を見つけていきましょう。
そのためには、仕事をやめよう、と思った出来事を知ることが大切です。
どうしてやめようと思ったのか。
または、やめなければならないと思わずにいられなくなったのかを、ノートに書き出してみましょう。
この時に、会社ごとに書いてみましょう。
1社目での出来事
2社目での出来事
という具合に、箇条書きで書いていきましょう。
頭の中で考えるだけではなく、ノートに書き出しましょう。
ノートに書いたことを読むことで、あなた自身があなたのことを客観的な視点で見ることができます。
誰かに相談するときに、話を進めやすくなります。
学生の時に、アルバイトをしていたのなら、アルバイト先での出来事も書いておくといいですよ。
ノートに書くことができたら、共通点を探しましょう。
バイト先と1社目はここが共通している。
1社目と2社目はここが共通している。
というように、共通点を書き出すか、色で印をつけていきましょう。
このときに、共通点は同じ色で印をつけましょう。
共通点も1個だけではなく、いくつかあると思います。
1個目の共通点と2個目の共通点は違う色で印をつけましょう。
こうすることで、あなたの苦手なことや、やめることになった原因がわかってきます。
やめることになった原因をみることで、あなたの特性が見えてきます。
・一度にたくさんやることは苦手
・あれ、それ、という指示が苦手
・早口で言われると、何を言っているのかわからない
・こだわりすぎて、資料を期限までにつくることができなかった
・音があるところは苦手
・飲み会が多いところは苦手
など、苦手なことが分かってきます。
苦手なことがわかったら、苦手な度合いを考えて、コツをつかめば、トレーニングすればなんとかなりそうなら、トレーニングをしていきましょう。
とレーニングする気にもならない、トレーニングしても時間の割に効果があがらないかもしれない、など、あなたがどうしようもないと思っていることは、得意な人に任せましょう。
あなたがどうしても苦手と思うことを仕事にはしないほうがいいということが分かりますよね。
あなたが、仕事をしていたこれは楽しかった。こういうことは好き、と思えることをノートに書き出してみましょう。
また、共通点を探していきましょう。
今度は、あなたが得意としている特性を見つけていくことができます。
あなたが得意と思っていることが、メインの仕事となる就職先を探していく、仕事を探していくようにするのです。
特性は、あなたの個性です。
本来なら、良い悪いはありません。
ご自身のことをダメなんだと否定しているのなら、否定することはやめていきましょう。
自分は、こういうことが苦手なんだな。
苦手なことは誰もが持っていることだ。
と、自分のことを認めて行きましょう。
そして、あなた自身が自分のことを信頼していきましょう。
あなたの得意なこと、好きなことを見つけていきましょう。
そして、1人で苦しまないでくださいね。
発達障がい支援センターの心理カウンセラーが、いつでもあなたに寄り添うことを、覚えておいてくださいね。