
こんにちは、
発達障がい支援センターの真鍋良得です。
パートナーが発達障害(ASD、ADHDなど)と診断されたとき、あなたはどのように感じるでしょうか。
驚き、戸惑い、あるいは安堵感など、感じ方は人それぞれです。
その時に大切なのは正しい理解とサポートの方法を知ることです。
1. 発達障害について理解を深める
まず、発達障害がどのようなものかを学ぶことが大切です。
- ASD(自閉スペクトラム症): コミュニケーションや対人関係に特徴があり、独自のこだわりや感覚過敏などが見られることがあります。
- ADHD(注意欠如・多動症): 注意を持続することが難しかったり、衝動的な行動を取ったりする傾向があります。
これらの特徴は個人によって異なりますので、パートナーがどのような特性を持っているのかを知ることが大切です。
2. 相手を責めずに受け入れる
発達障害があると、物事への感じ方や反応が異なることがあります。
例えば、
- 約束を忘れてしまうこと
- 社交の場で緊張や不安を感じること
- 些細な音や光に過敏に反応すること
これらは故意ではなく、脳の特性によるものです。
相手を責めたり無理に変えようとするのではなく、違いを理解して共に向き合うことが大切です。
3. コミュニケーションを工夫する
パートナーが自分の気持ちをうまく言葉にできないこともあります。
そのため、
- 明確な表現: あいまいな言葉を避け、具体的に伝える。
- 質問や確認: 一方的に話すのではなく、相手の考えを聞く。
- 非言語的なヒントを観察: 表情や仕草から気持ちを読み取る努力をする。
これによって、お互いの理解が深まります。
4. サポートを受ける
一人で抱え込まないことも重要です。
- 専門家(カウンセラーや医師)に相談する。
- 発達障害を持つ人の家族・パートナー向けのサポートグループに参加する。
同じ立場の人たちとの交流は、気持ちを整理する助けになります。
5. お互いに成長する機会と捉える
発達障害を持つパートナーと向き合うことで、あなた自身も新しい視点を得たり、柔軟な考え方を身につけたりすることができます。また、パートナーもあなたの支えを通じて成長していくでしょう。
まとめ
パートナーが発達障害と診断されたとき、初めは不安や困惑を感じるかもしれません。
しかし、相手を理解しサポートすることで、より深い信頼関係を築くことが可能です。
お互いを尊重し合いながら、共に歩んでいきましょう。