
きっちりできると気持ちがいい。
こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたの特性で、「こだわり」はありませんか?
こだわるところは、人それぞれ違います。
こだわりの中でも、きっちりやらなければならない、と思っていることはありませんか?
例えば
・部屋のぬいぐるみの順番はいつも一緒でないと落ち着かない
・タオルのたたみ方はそろっていないといけない
というようなことです。
きっちりとは(コトバンクから引用)
1.すきまやずれがないさま。ぴったり。「ふたをきっちり閉める」「答えがきっちりと合う」
2.時間や数量に端数がないさま。きっかり。「きっちり9時に着く」「1万円きっちり」
3.物事を確実に行うさま。「毎日きっちり予習をする」
4. よく整っていて乱れのないさま。
です。
発達障害のあなたのこだわりに、きっちりやならなくてはいけない、ということはありませんか?
きっちりやらなくては、のきっちりに、完成(ゴール)があればいいのですが、どれだけやっても細かいことが気になりだすと、きっちりが完成(ゴール)しません。
完成(ゴール)しないということは、発達障害のあなたは、完成(ゴール)を目指してひたすら行動しつづけることになります。
例えば、先ほどあげたタオルのたたみ方です。
発達障害のあなたはが気に入っているたたみ方があります。
ずっとそのたたみ方をして、輪をそろえて片付てけています。
端までしっかりそろえて片付けます。
きれいにそろってしまわれているタオルは気持ちがよいと思いますよね。
ここで、きっちりが完成(ゴール)になればいいのです。
片付けられているタオルを見ていて、あなたはきっちりではない、と思えてきます。
きっちりではないと思うと、きっちりしなければならないと思うのです。
きっちりしなければ、気持ち悪くて仕方がないのです。
きっちりではないと感じるのは、人それぞれ違います。
発達障害のあなたにとってはきっちりできていないことでも、周りから見るときっちりできていると思うこともあるのです。
きっちりにこだわりすぎるがあまり、
・タオルの厚みがそろっていない
・色の濃さが違う
・タオルの柔らかさが違う
という細かいことまで気になりだすかもしれません。
ここまで気になりだすと、タオルを新品に総入れ替えすることになるかもしれないのです。
タオルは、使った回数、洗濯した回数、柔軟剤の量でも見た目が変わってきます。
使った回数もそろえる。
柔軟剤の量も同じにする。
というように、きっちりしていかなければ、タオルの厚さ、色合い、手触りをそろえていくことは難しくなります。
ここまできっちりしなければ!という状況になってくると、タオルのことがずっと気になって、日々の生活中にもタオルのことばかり考えているかもしれません。
発達障害のあなたも辛くなりますよね。
きっちりできること、意識することは素晴らしいことですが、限度も学んでいきましょう。
ここまでできれば完成(ゴール)というのを決めていきましょう。
完成(ゴール)が決まらなかったときに、ゴールを目指すことに時間をかけていた時間を、発達障害のあなたのやりたいことに使えるようになるのです。
自分のやりたいこができる!と思うとワクワクしてきますよね。
きちっとやらなくてはいけないの、こだわりを緩めて、発達障害のあなたのワクワクする時間を増やしましょう。
そのためには、あなたの思い込み、観念を緩めていくことが大切です。
一緒に緩めていきましょう。
発達障害のあなたが1人で苦しんでいるのなら、いつでも、発達障がい支援センターの心理カウンセラーが寄り添います。
覚えておいてくださいね。