発達障がい支援センター
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
去年は、世界を大きく揺るがす出来事が
ありましたね。
日本で行われるはずのオリンピックが、
延期になってしまうほどのパンデミック。
それは、新型コロナウイルス 感染症…
世界的に流行し、
生活様式を変えることが強いられていますね。
発達障害のあなたは
マスクをつけることに抵抗は
ないでしょうか?
勤務先の会社はもちろん
スーパーや公共施設には消毒液の設置が
当たり前になりましたね。
さらには、マスクをすることが習慣になり、
買い物や外食も人数に制限があったり
何かしらの不便さは感じられるのでは
ないのでしょうか?
マスクの着用に関しては
発達障害や感覚過敏の方には
とても苦痛に感じることがあります。
厚生労働省では、
発達障害や感覚過敏、
呼吸器官に障害がある方への
理解と協力を得られるようにと公表をしていますね。
先日、私が勤めている障害者福祉施設の方で
病院での診察を希望していました。
その方の親御さんが、
マスク着用が困難なことを告げると、
予約がいっぱいだったにも関わらず
開院前に診察をすることを快諾してくれたのです。
本当に、その病院には
感謝するばかりです。
心温まるエピソードですね。
互いを想い、助け合う気持ちは
どんどん広がっていってほしいものです。
発達障害のあなたは、
普段どんな言葉を使っていますか?
結論から申し上げると
『言葉から性格は創られる』ことになります。
例を挙げてみましょう。
あなたは頼みごとをしたいとき、
Aさん:人の悪口ばかりを言う目のつり上がった人
Bさん:いつも笑顔で優しい言葉をかけてくれる人
AさんとBさん、
どちらの人に頼みたいと思いますか?
もちろん、Bさんですよね。
さらに質問です。
発達障害のあなたは、AさんとBさんの
どちらが幸せそうだと思いますか?
こちらももちろん、
Bさんですよね。
次の質問です。
発達障害のあなたは、
AさんとBさんのどちらが
自分のことが好きだと思いますか?
やはり、Bさんですよね。
最後の質問です。
発達障害のあなたは、
一緒にご飯を食べたい人は
AさんとBさんの
どちらと食べたいと思いますか?
Bさんしかいないですね。
さらには、
美味しいご飯が食べられそうですね。
楽しい話もできるのではないのでしょうか?
発達障害のあなたも
Bさんのようになれるのですよ。
なぜなら、発達障害のあなたが
話す言葉が、あなた自身なのですから。
少し時間はかかりますが、
方法はあります。
朝目覚めたときと
夜眠りにつくときに
『ありがたい』と言うのです。
ありがとうではなく、
『ありがたい』です。
これは感謝の気持ちを表す言葉で
『ありがたい』と言う言葉を言うだけで
不思議と、ありがたいことが
次々と浮かんでくるのです。
例えば、
朝目覚めたとき
『ありがたい』という言葉を10回
声を出して言ってみるのです。
すると…
・太陽の光がありがたい
・目覚まし時計がありがたい
・お湯が沸くポットがありがたい
・美味しいコーヒーがありがたい
夜、眠りにつくときも
『ありがたい』という言葉を10回
声を出して言ってみるのです。
すると…
・今日も美味しご飯が食べられてありがたい
・暖かい布団がありがたい
・お風呂に入れることがありがたい
・仕事があることがありがたい
などと、感謝の気持ちが溢れてくるのです。
どんなにお金持ちで、なんでも買える、
海外旅行はいつでも行ける人でも、
・自分の周りは自分のお金が目的で
親しくしようとしてくる
・誰かに騙されてお金を取られたらどうしよう
などと言っていたら、どうでしょう?
お金を持っていることが幸せそうに
見えますが、心が貧しかったら
その人の人生は幸せではありませんね。
そのくらい、『ありがたい』という
言葉は大切なのです。
『ありがたい』気持ちが日常になってくると、
目覚まし時計を1つ作ることに
どれだけの人と、
どれだけの機械と、
どれだけの労力がかかるのだろうと想像してしまい、
『ありがたい』と思えるようになるのです。
『ありがたい』気持ちは
言葉に、声にすることで
発達障害のあなた自身の身体にも、
心にも届いているのは間違いありません。
すると、
・頑張っている自分の身体がありがたい
・ありがたいと言える声があることがありがたい
・一緒にいてくれる家族がありがたい
・注意をしてくれる友人がありがたい
『ありがたい』の輪がどんどん
広がっていくのです。
そして発達障害のあなたの性格も
心温かい、笑顔の素敵なあなたに
なれるのですよ。