発達障がい支援センター
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
発達障害のあなたは、
行きつけの食べ物屋さんなどはありますか?
先日のことです。
息子と行きつけのうどん屋さんに行こうと
タクシーに乗った時のことです。
その日は雨が降ったり止んだりと
不安定な天気でしたので、
折りたたみの傘を持って行きました。
間も無くうどん屋さんにつき
いつものうどんに2人で舌鼓をうっている時のこと…
ふと、折りたたみの傘がないことに気がつきました。
その傘は、息子が私の誕生日に買ってくれたお気に入りの傘。
晴雨兼用で、一年中使えてとても重宝していた傘だったのです。
後からタクシー会社に問い合わせたのですが、
傘の忘れ物はその日はなかったとのこと。
私はショックでしばらく落ち込んで、
買ってくれた息子にも平謝りするばかり…
なんだかせっかく美味しいうどんを食べたというのに
後味の悪い日になってしまいました。
発達障害のあなたは、
友人がいるでしょうか?
または友達が欲しいと
思っているでしょうか?
その、友達がいることで
発達障害のあなたの気持ちは
どんな感情になるでしょうか?
実はこの世の中に、
「友達代行サービス」というものが
あるのを知っていたでしょうか?
自分の好みの友達と人数を選んで、
一緒に飲みに行ったり、
遊んだりとリクエストに応じて
友達体験ができるというのです。
利用者の感想では、
リア充をSNSにアップしていいねがたくさんもらえて嬉しい!
愚痴を散々聞いてくれてスッキリした
結婚式の数合わせに間に合って面目が保たれた
合コンに誘われて友人の代わりになりきってもらって盛り上がった
などと、利用した人のほとんどが
友達代行サービスに感謝しているそうなのです。
発達障害のあなたは、
友達代行サービスを利用したいと思いますか?
それとも、本当の友人が欲しいと思っているでしょうか?
いずれにしても
まずは自分と仲良くならなければ
相手とも仲良くなれないのですよ。
自分と仲良くすること、それは
感情と思考が同じ方向を向いていることなのです。
さらには言葉と行動も同じ方向を向かなくては、
あなたがあなたでなくなってしまうのです。
例えてみましょう。
あなたの友人があなたに嫌な言葉をかけてきた時に
あなたは、本当は悲しくて傷ついているのに、
友人に嫌われたくないばかりに
平気な顔をしているとしたらどうでしょう?
さらには友人には傷ついたことを隠していつもと同じ会話をして
買い物や映画を見に行ったとしましょう。
それは、本当のあなたですか?
違いますよね。
本心は傷ついて今にも泣き出しそうなのに
平気な顔をしていたら自己肯定感が下がり、
友人と会うたびに違うあなたを演じなければならないのです。
先ほどの、レンタル友達の役を演じているのと同じことになってしまうのです。
もしあなたが、
本当の友人が欲しいと思っているのでしたら、
そのままのあなたを表現してみてくださいね。
自分に遠慮はいらないのです。
なぜならあなたを一番わかってあげられるのは他でもない、
あなた自身なのですから…
発達障害のあなたの本心で話せる友人がいれば、
あなたの感情と思考があなたを良い方向へ導き
言葉や行動も複雑にはならずにとても素直に
友人との時間を有意義に、楽しく過ごせることでしょう。
発達障害のあなた自身が仲良くなれればなれるほど
そんなあなたにふさわしい友人が現れるのですよ。
発達障害のあなたは他の誰でもない
世界でたった1人のあなたなのですから…