こんにちは。発達障害支援センター の水野幸子です。
あなたの住んでいる地域の桜はどんな状態でしょうか?
今年もお花見シーズンになりましたね。
あなたは、毎年お花見をしていますか?
私は、場所取りしてのお花見や、カラオケを用意してのお花見というのは、したことがないかも。遠い記憶を思い出して、あっても2回かな。と、さっき気がつきました。
毎年、生活圏の桜を通りすがりに見ています。
それでも、桜を綺麗と感じます。桜の花びらが舞うのを見ると、あ、散ってしまうのね。と思います。
今年も去年同様コロナ禍なので、例年のように、お弁当を持って場所取りしてというお花見はできないと思います。
散歩しながらのお花見は、コロナ予防対策をしていけば、充分可能ですよね。
さて、今回はお花見に行くときに気をつけて欲しい、発達障害の特性についてのお話しです。
発達障害の特性に、感覚過敏があります。
聴覚:音に敏感。突然の大きな音が苦痛に感じる。特定の音や声が苦手。
視覚:光に敏感。光をとても眩しく感じる。
臭覚:臭いに敏感。他の人が感じない臭いを感じる。特定の臭いが苦手。
味覚:特定の味をすごく嫌がる。
触覚:人に触れられるのが苦手。
前庭覚:乗り物酔いをしやすい。
固有覚:力加減が難しい。
感覚過敏のあなたがお花見に行くときは、充分に注意して行きましょう。
特に、視覚過敏、臭覚過敏の特性を持っているお子さんへの配慮を、親御さんにはしていただきたいと思います。
お花見の時に、どんなことが起こりうるでしょうか。
聴覚過敏では、
大きな声、笑い声がいつどこで起こるか分かりません。もしかしたら、爆竹を鳴らす人がいるかもしれません。
視覚過敏では、
・桜は小さな花が沢山咲いています。それを見ることで、気分が悪くなるなどの、何らかの症状がでるかもしれません。
・桜のうしろから入ってくる日の光や、反射した光が眩しすぎる。と感じるかもしれません。
・人が大勢いた場合、多くの人が動くのを見て、気持ち悪くなるかもしれません。
臭覚過敏では
・桜の香りで気持ち悪くなるかもしれません。
・お弁当の臭いで体調が悪くなるかもしれません。
触覚過敏では
・桜を夢中で見ていると、周りの人に気付かずに、ぶつかったりするかもしれません。その時に、苦手な素材の服に触れるかもしれません。
・桜の時期は、寒暖差が激しい時期でもあります。体温調整がうまくできない可能性があります。
発達障害の特性は、同じ特性であっても、1人1人感じ方などが違います。
なので、かもしれません。という曖昧な表現になってしまいました。
それでも、可能性があるので、お伝えしたいと思いました。
感覚過敏の特性をお持ちの場合、普段から気をつけて対処されていると思います。
お花見となると、気持ちもウキウキしてくるので、大丈夫って思いがちです。
万が一に備えて、しっかり対処できるように準備をして、お花見を楽しみましょうね。
今日も1日を楽しみましょう。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。