こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
突然ですが、発達障害のあなたは、考えすぎて疲れてしまうことはありませんか?
発達障害のあなたは、頭の中で、反省や後悔をしすぎることはありませんか?
発達障害の方は、特性によって、得意・不得意の差が激しかったり、白黒つけやすかったり、不安感が強かったりしますよね。
その中で、色々考えてしまい、疲れてしまう、落ち込んでしまうことも多いです。
さらに行くと、不登校やうつなどの二次障害につながることも多くあります。
私も発達障害当事者ですが、以前は、自分の言動への後悔と至らなさに、毎日のように絶望していました。
仕事をしていても、頭の中はずっと反省ばかり、精神的に辛い時期もありました。
なので今回は、考えすぎてしまうという発達障害の方へブログを書こうと思います。
考えすぎる時に起こっていること
発達障害のあなたは、考えすぎる時、何をしていますか?
実は、考えすぎる時に、多くの方がやってしまうのは、理由付けとジャッジです。
例えば、何となく、体調が悪かったとしますよね。
「あぁ、体調が悪いんだな。じゃあ休もう!」で終わればいいのですが、
「体調が悪いのは、あの時あれをしたからだ」
「体調が悪いのは、相手があんなことを言ってきたせいだ」
など、理由付けとジャッジを始めると、自分や相手を責めることにつながり、ますます考えすぎが止まらなくなってしまうのです。
本当の理由がちゃんとあって、それがしっかりとわかればいいのですが、なかなか理由がわからなかったり、間違った分析をしてしまったりすることも多いです。
なので、考えすぎる時は、理由付けとジャッジをしていないか?自分に問いかけてみてくださいね。
そこに気付けると、少し、考えすぎが落ち着いてきますよ。
どうして、理由付けやジャッジをしてしまうのか?
考えすぎる時は、理由付けやジャッジをしていることが多い。
じゃあ、どうして理由付けやジャッジをしてしまうの?と考えられた方もいるかもしれませんね。
それは、多くの人は、過去の経験によって、「スキーマ」というものを持っているからです。
スキーマは、一般的な言葉だと、「思い込み」や「固定観念」とも言い換えることができます。
例えば、テレビで、「外見が良くない人はモテない」と聞いて、それがスキーマになったとします。
すると、あなたがモテないと実感するような出来事に遭遇した時に、自分の外見が良くないからだ…と理由付けをしやすくなります。
何で私の外見はこんなに良くないんだ!
何で親はもっと良い顔に産んでくれなかったんだ!
と、自分や他人などをジャッジし、責めることもあるかもしれません。
こんな風に、周りとの人間関係やメディアなどから、スキーマは作られ、考えすぎることによってどんどん強化されていくのです。
スキーマ自体は別に悪いものではないのですが、生きづらさを強化するようなスキーマは変えていくことをおすすめします。
スキーマ(思い込み)については、過去に私がブログを書いているので、こちらもご参考になさってみてくださいね。
「発達障害の方の思い込みへの対策方法」
https://www.skill-t.org/archives/980
では、今日は簡単にですが、考えすぎることについてお話させていただきました。
こういった話を詳しく知りたいという方は、『発達障がい克服!無料メルマガ』もぜひ読んでみてくださいね。
発達障害克服のための知識・知恵を紹介しています。
ということで、今日のブログは、心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。