発達障がい支援センターの宮田武志です。
新年度を迎えた今日この頃、新しい体制が見え始めて、これからの日々に期待と不安を抱く人も多いかと思います。
環境や人間関係の変化は心を大きく不安定にしてしまいます。
では、変化することへの不安と向き合うにはどうすればいいのでしょうか。
それは、自分なりの勝手な「基準」を取り外すことが一番の対処法です。
基準を取り外すとは、思い込みを捨てることです。
不安は自分が勝手に思い込んでいる基準を越えられないかもしれないと予測することで起こります。
しかし、越えようとしているものは自分が勝手に線引きした基準でしかありません。まさに思い込みです。
過去の経験や状況を元に基準が作り出されているかもしれません。しかしこれは自分が勝手に抱いている思い込みかもしれません。
また、これからの目標やノルマが基準になっているかもしれません。しかしこれは多くの場合、絶対に越えなければいけない基準ではありません。
過去の勝手な基準や決して絶対ではない未来の基準に囚われすぎると不安はやってきます。
発達障害の人はこの「基準」を強く持ちすぎる傾向があります。
しかしその基準は決して絶対ではありません。
基準に柔軟性を持たせることで、とある結果に対する評価にも色々な違いが生まれますし、そもそも、何かしらの基準がないと変化自体を評価することができません。
変化は常に起こるものですが、それに対する自分の評価は自分が勝手に作りだした基準を元に下しているだけで、その基準は決して絶対ではないのです。
変化することへの不安と向き合うには、柔軟な基準を設けることが大切です。
もし不安が強く出てる場合は、とある基準に囚われすぎている証拠です。
しかし、絶対的な基準はないのです。
その基準は自分が勝手に作り出している思い込みです。
そんな思い込みは外してしまって、自分のやりたいことをやりましょう。