発達障がい支援センター
真鍋良得(まなべりょうえ)です。
発達障害がある方のなかには子供の頃に親から普通であること、ほかの子と同じようにふるまうことを求められ、なんとか普通になろうと、極端に人目を気にするようになったという方がおられます。
人目を気にしないためには、他人との違いを認めること、できることもできないことも受け入れることが必要です。
他人と比較して、自分はダメな人だと思い始めると、他人をうらやむようになります。
自分より劣っている人を見つけて批判したりバカにしたりすることで安心しようとすることもあります。
それは、自分が劣等感を持っているために、その劣等感を補うために自分が優れていると思いたいからなのです。
自分と他人を比較して一時的に優越感を持ったとしても、他人との比較を続けている限り劣等感は消えません。
他人の言動を見て自分の基準で正しいかどうかの判断をすることなく「この人はこういう人なのだ」とありのままに受け入れてあげましょう。
お互いの弱点をカバーしあって、得意なことを活かしあって助け合うことができれば、お互いにやさしくなれます。
「発達障害」という言葉にとらわれず、自分は自分のままでいいのだと、自信をもって生きていきましょう。