こんにちは。発達障がい支援センター 水野幸子です。
今回は、発達障害のお子さん、うちの子は発達障害かもしれない、と思っている親御さんに向けて、お話しをしていこうと思います。
発達障害とは、
・生まれつき脳の発達に障害があることで、言葉や運動などに発達の遅れを感じること。
なので、誰が悪いわけではありません。
・発達の特性によって、生活に支障が起きていること。
つまり、脳の発達に障害はあるけれど、普段の生活においてお子さんが困っていなければ、発達障害とはなりません。
なので、お子さんの特性を知り、特性にあった対応をしていけば、発達障害のお子さんの発達障害は軽減できるということです。
そして、発達障害のお子さんの発達の仕方は独特です。
早く発達しているところもあれば、ゆっくり発達しているところもあります。
これが、発達障害のことを凸凹と表現する由来です。
ここで考えて欲しいことがあります。
早く発達している。ゆっくり発達している。とは何を基準にしているのでしょうか?
それは、調査結果による平均値です。
平均値によって、何歳までにハイハイが出来ている。歩けるようになっている。と言われるのですね。
この平均値はあくまでも目安です。
この目安は、期限ではありません。
必ず何歳までにこれが出来ていないといけない。というものではありません。
発達障害のお子さんの親御さんは、ついつい、遅れていることに目が行きがちです。
発達障害のお子さんが辛い思いをしないように、みんなに合わせていけるように、という親心ですよね。
でも、自分に当てはめて考えてみてください。
あなたが体育は大好きで、数学が苦手だとします。
先生に君は体育は充分できているから、できていない数学をやろう。と言われ、毎日放課後に数学の補講があったとしたらどう思いますか?
補講のおかげで数学が好きになりますか?
それとも嫌いになりますか?
私だったら嫌いになります。それはあなたも同じだと思います。
ここで、むりに苦手なことを発達障害のお子さんにやらせようとうすると、二次障害が起こる可能性があります。
二次障害が起こると、発達障害のお子さん自身も、支える親御さんも辛い思いをすることになります。
なので、発達障害のお子さんの独特な発達の特性をよく見ましょう。
発達障害お子さんが
・楽しんでいること
・好きなこと
・得意なこと
を、どんどんやらせて上げてください。
そうすることで、どんどん伸びて行きます。
発達障害のお子さんの自信につながります。
お子さんが自信を持って好きなことに取り組んでいる姿を見ていると、親御さんも安心ですよね。
そして、発達障害のお子さんが
・平均よりも発達が遅いこと
・苦手意識を持っていること
・生活に支障が起こっていること
は、どんどん支援をしていきましょう。
発達障害お子さんが困っていることを正しく理解し、正しく支援をしていくことが、発達障害の二次障害を回避することになります。
そして、何よりも発達障害お子さんが楽しく生活していくことができます。
それでは、今日も1日楽しみましょう。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。