こんにちは!
発達障がい支援センター 所属 心理カウンセラーの黒瀧素子です。
この度、こちらでブログを書かせていただく機会をいただけることとなり、感謝申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。
あなたはどのようなきっかけで、こちらのページにたどり着いたのでしょうか?
あなたのお子さんが発達障害と診断を受けて、
どうしたらいいのか?と、
何か情報を得たいと思って、
検索してたどり着いたのかもしれないですね。
または、
うちの子はもしかしたら発達障害かもしれない、
と思うようになって、相談機関に行ったら
「様子を見ましょう」
と言われて、でも、今のうちにできることがなにかあるならしておきたい、
と思って、調べているのかもしれませんね。
もしくは、発達障害かもしれないと思うけれども、
病院に行くのは抵抗があるな。
子どもももう、そんなに小さいわけでもないし、
病院につれていかれた子どもはどう思うのだろう?
発達障害と診断がおりてしまうかもしれない。
そうしたら、子どもも自分もショックを受けてしまうのではないだろうか?
そう考えると、一歩踏み出せないのかもしれないですね。
お子さんが発達障害かもしれないと思われたということは、
いろいろと心当たりがあるのかもしれませんね。
そして、
どうしたらいいのかと情報を集めているところなのかもしれないですね。
あなたのお子さんの発達障害や発達障害の疑いに気づくことのできた今、
どうしたらいいのか様々な情報を集めて支援しようとしているということはとても大切なことです。
例えばお子さんのこんなところが気になっていたとします。
・感情のコントロールが苦手
・友だちとの関係がうまくいかない
・人目を過剰に気にする
・味覚や嗅覚・聴覚が過敏なようだ
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もしかしたら発達障害があるのかもしれない。
それでもまあ、ちょっと気にはなるけどなんとかなるだろうと思ったり、
相談機関に行って様子を見ましょうと言われて、
なにも手を打てないまま時間が過ぎていくと、
うつ病や不登校・ひきこもりなどの二次障害
をひきおこしてしまうことがあるからです。
全国の公立小中学校の通常学級における発達障害が疑われる児童生徒の割合は6.5%という調査結果があります(2012年文部科学省)。ところが、不登校になった子どもの中で発達障害を持つ子どもの割合は3割くらいだというデータがあります。つまり、発達障害があるとその特性から、うつ病や不登校・ひきこもりなどの二次障害になる可能性が高いと言えるのです。
発達障害があるとうつ病や不登校・ひきこもりなどの二次障害を起こす可能性もあるということを知っておいて、
お子さんの発達障害やその疑いに気づいた親のあなたは、
お子さんが将来、幸せに生きていくためにも、
ぜひお子さんの特性を早めに知って、今問題が起こっているのであればできるだけ早く、お子さんの特性に合った接し方・声がけの仕方など必要な支援をしていきましょう。
発達障害と最初きくと、言葉の重さに驚かれたりショックを受けたりすることもあるかもしれません。
でも、発達障害は「病気」や「症状」というよりも、「特性(特有の性質)」「個性」ととらえたらいいのです。
結局は認知の仕方が、人口の割合から見ると少数派ということなのです。
親のあなたやお子さんのまわりの支援者の皆さんが、
お子さんの特性を適切に理解して、その特性に合った支援をしていくことで、お子さんは得意なことをいかし、苦手なことは人に頼れるようになっていきます。
今、問題が起きているということは、
できないこと・特性に合わないことに一生懸命になってしまっているのかもしれません。
発達障害は先天的な脳機能障害と考えられているもので、
現在では治すことはできないとされています。
発達障害の一人一人が持っている特性がわかれば、
その特性に合わせた支援をしていくことで、
今起きている問題を改善していくことができます。
将来的に起きるであろう問題を予測・予防することもできます。
今小学生くらいであれば、これから迎える思春期に起こる問題を小さくすることもできます。
お子さんの特性を知って、できることとできないことを見極めた上で、どのような支援をしていけばよいのかを考えながらすすめていけたらいいですね。
家庭だけの支援が難しいと思ったら、医療機関(精神科・児童精神科など)・公的機関(教育センターなど地域によって呼び名はさまざま)・民間機関(当発達障がい支援センターなど)など専門機関に相談するとよいですね。
大変だと思っているときはどうしたらいいのかわからなくて大変だったり出口が見えなくなることもあるかもしれません。
でも、あきらめないで探していれば、必ず前に進むことはできます。
時には間違えてもいいのです。
それは、そのやり方ではよくないということが分かったという経験を積んだということなのですから。
大切なのは
あきらめないこと
です。
あきらめなければいつかはたどり着くことができるのですから。
発達障害があってもなくてもグレーゾーンだとしても、
「今の現状を変えたい」
という気持ちがあったら、その気持ちを大切にしてください。
そして、行動してください。
必ず変わっていきますから。
あなたが幸せに生きていけるように応援しています。
発達障がい支援センター 所属 心理カウンセラーの黒瀧素子でした。