発達障がい支援センター
小蔦美奈子(こつたみなこ)です。
発達障害のあなたのところは
今朝は晴れていますか?
我が家のベランダでは、
晴れた朝には必ず虹が観れるのですよ。
その様子は偶然見つけたのですが、
ベランダの植物たちに
水をあげている時のことです。
太陽と植物の間に立ち、
シャワーのように水をかけていると…
光に照らされたその水が、
虹色に輝きだすのです。
虹を見るととてもラッキーな
気分になるのは不思議ですね。
けれども相手の目線によっては
虹がなかなか見えなかったり、
虹を見ても感動しない人もいたりするのです。
同じ地球でも、
干ばつの激しいアフリカでは、
虹を見ると雨期が終わりを告げる合図になります。
「ああ、これで恵みの雨も終わりか…」
ととても悲しい気持ちになるそうです。
発達障害のあなたは、
虹を見たときに、
どんな感情になるでしょうか?
その気持ちは、
人それぞれ違って当たり前なのです。
発達障害のあなたが、
傘屋さんの店員でしたら、
雨が降ったときには
雨傘をすすめるでしょうか?
雨がやんだら、
日傘をすすめるでしょうか?
けれどもここには
落とし穴があることが
わかるでしょうか?
それは、
雨の日でも、
日傘を必要としている人はいるのです。
晴れていても、
雨傘を必要としている人はいるのです。
プレゼントかもしれません
手持ちの日傘を買い換えたいのかもしれません
旅行用に用意したいのかもしれません
つまり、
雨が降ったときの感情や思考は、
相手によって全然違うのです。
もちろん自分の感情は一番大切に
することは必要ですが、
相手の気持ちを受け入れることは
人間関係においては
なくてはならないものなのです。
虹は様々な色が重なって、
1つの橋のように見えますよね。
発達障害のあなたの感情と
相手の感情は違うからこそ
互いの経験値として分かち合うことで
人間関係がうまくいくのですよ。
それはまさに、
感情という虹を
互いに認め合えればそこに
虹の架け橋が見えてくるのですよ。
どんなにお金持ちでも
注文と違った商品が出てきたときには
たちまち怒る人もいます。
どんなにお金がなくても
道に迷った人に手を差し伸べて
助ける人もいます。
発達障害であることを
受け入れられずに
塞ぎ込んでしまう人もいます。
発達障害のことを
受け入れ、自分らしさを
見つけて成長する人もいます。
発達障害であることを
受け入れられずに
他者を攻撃する人もいます。
発達障害のことを
受け入れ、他者とうまく
コミュニケーションを取れる
人もいます。
発達障害のあなたは、
どのような人間になりたいですか?
発達障害のあなたの
愛の大きさが大きければ大きいほど
相手の気持ちがわかることでしょう。
発達障害のあなたの
愛の大きさは?