発達障がい支援センター
真鍋良得(まなべりょうえ)です。
子供が小学1年生の時、担任の先生が「この宿題は10分くらいで終わる簡単なものです。」というので、私はその宿題をやるのに2時間かかる子供を見て「10分でできるものを2時間かかるのはおかしいだろ」と言ったことがありました。
10分で出来るというのは、先生が思っていることで、5分でできる子もいれば2時間かかる子もいるのです。
発達障害がある子供の場合は特に時間がかかることもあるので、子供のペースを尊重してあげることが大事です。
当時の私は先生の言うことは正しいものだと思い込んでいて、10分でできないことは正しくないと考えたのです。
「普通はこうだ」ということではなく、この子にとってはどうなのかという視点で、子供の状況を見て、子供の気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
みなさんは、発達障害がある子供が学校の宿題をやろうとしない時、どんな言葉をかけますか。
親としては、ちゃんと勉強してほしいと思うので、宿題が終わるまで「早くやりなさい」と怒ることもあるでしょう。
発達障害がある子供の場合にはどうしても苦手できなかったり、やる気が起きないということもよくあります。
なぜ宿題をやらなければいけないのか、やらなければどうなるのかということを考えてみるといいでしょう。
子供になぜやらないのか理由を聞いてみて、親はなぜ子供に宿題をやらしたいのか理由を考えてみましょう。
子どが理由も言わず、やろうともしないときは、やりたくないという気持ちに共感してあげることが大事です。
「そうか、やらないんだ。わかった。」
「そうか、やらないって思っているんだ。」
こうやって、共感してこどもの気持ちを認めあげればいいのです。
子供の気持ちを尊重し。
子どもの選択を尊重する。
子供の気持ちをわかってあげようとすることが大切です。
宿題をしないと子供が先生に怒られるかもしれません。
そんな時でも親は100%子供の味方でいてあげましょう。