こんにちは。発達障がい支援センター 水野幸子です。
発達障害のあなたはこだわりを持っていると思います。
こだわりは、発達障害の有る無しに関係なく、誰もが持っていることですよね。
こだわるの意味を調べてみました。
ひとつのことについて強く思い入れたり、執着したりすること。(実用日本語表現辞典より)
私のこだわりは、朝食にヨーグルトとプルーンを食べること。食べないとなんとなく落ちつきません。
あなたにとって、私のこだわりはどうでもいいことですよね。
こだわりは、本人からしてみるととても大切なことですが、はたからみたらどうでもいいことなんですよね。
発達障害のあなたにはどのようなこだわりがありますか?
一度、紙に書き出してみるのもいいかもしれません。
発達障害のあなたのこだわりを書き出して、客観的にこだわりを見たときに次のことを確認してください。
・危険なこだわり
・人に迷惑をかけるこだわり
はありませんか。
例えば
危険なこだわりの場合
・信号が緑から黄色に変わっても、赤ではないから渡りたい。
・プラットホームで黄色い線の上を歩きたい。
人に迷惑をかけることだわり
・バスなどの公共交通機関で、座る席にこだわりがあり、誰かが座っていると苛立ちが起きる。
イスをける。自分の頭を叩くなどの行動をしてしまう。
危険なこだわりや人に迷惑をかけるこだわりは、できることなら減らしていけるといいですよね。
それはなかなか難しいと思いますよね。
でも、危険なこだわりは、発達障害のあなた自身の命にかかわります。
人に迷惑をかけるこだわりは、発達障害のあなたはそのつもりはなくても、警察に通報されるような事態を招くかもしれません。
減らしていくにはどうしたらよいか。
それは、発達障害のあなたのこだわりで、危険や人に迷惑をかけないこだわりをおおいに楽しむことです。
例えば、私の朝食のこだわりです。
ヨーグルトはここのメーカーがいい。とういこだわりがありますがたまに変えてみます。
プルーンも4種類くらい試しました。今食べているプルーンが一番好みに合うのでそのプルーンに落ち着いています。
このジャムを掛けたらどうだろう。
この果物をいれたらどうなるんだろう。と、たまにチャレンジをして楽しみます。
結果。ヨーグルトはプレーンならどのメーカーでもいい。
ヨーグルトにプルーンのシンプルが一番おいしい。にたどり着きました。
発達障害のあなたのこだわりで、安全なこだわりにはおおいにこだわってみて下さい。
簡単にかえることはできないですが、こだわることが満たされていくことで、危険なこだわりや人に迷惑をかけるこだわりは、軽減される可能性があります。
通勤通学でこの席にすわる。この辺に立つ。というのは、こだわりというよりも、習慣のようになっています。
これは、発達障害の有る無しには関係ありません。
ただ、発達障害のあなたがこだわっている席に他の人が座っていても、イライラが少なくなっていく可能性はあります。
発達障害のお子さんの場合も、危険なこだわりや人に迷惑をかけるこだわりはやめさせたいですよね。
でも、無理にやめさせようとするとこだわりが強くなります。なので、自然にこだわりが少なくなっていくのがいいですよね。
それには、安全で人に迷惑にならないこだわりは、親御さんが受け入れて、満足させてあげましょう。
発達障害のお子さんは、学校の集団生活の中で、自分のこだわりを押し殺して我慢している場合が多いです。
こだわりとは別に、周囲に合わせることに神経をすり減らしてヘトヘトになっていることもあります。
家に帰ったときは、こだわっている好きな遊びなどを、思いっきりできるようにしてあげましょう。
そうすればお子さんは、家に帰れば大好きなことを好きなだけやることができる。という安心感を持つことができます。
そのこだわりが、将来の仕事を決めるのに役立つかもしれません。
まとめます。
こだわりの中でも、
・危険なこだわり
・人に迷惑をかけるこだわり
を軽減させていくために
・安全で人に迷惑をかけないこだわりをおおいに楽しみましょう。
というお話しでした。
発達障害の特性についてもっと知りたい。と思ったあなたは、下にあるメルマガの詳細をクリックしてくださいね。
それでは、今日も楽しい1日をお過ごしください。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。