こんにちは、心理カウンセラーの神谷今日子です。
あなたは、発達障害の子どもが悩みを相談してきた時に、どのような声掛けをしていますか?
・進路のことで悩んでいる
・友だちとのことで悩んでいる…
子どもも子どもなりに、色々な悩みに直面します。
つい、大人から見たら、「それはこうすればいいんだよ!」「こう考えればいいんだよ!」とアドバイスしたくなることも多いですよね。
私も、悩みを解決してあげたい!という気持ちで、アドバイスしたくなることがあるので、よくわかります。
ただ、実は、悩みに対して、最初からアドバイスをするという方法は、心理学的にはあまりおすすめしません。
なぜかというと、悩みに対していきなりアドバイスすると、子ども自身は、自分の「悩んでいる」という気持ちをないがしろにされているように感じるからです。
そんな悩み、重要じゃないよ。
あなたの気持ちは、大切じゃないよ。
こういったメッセージを無意識のうちに、子どもは受け取ってしまいます。
これは、無意識のうちに子どもが受け取るものなので、何となく子どもは、自己肯定感が下がり、自分の悩みや気持ちを誰かに打ち明けにくくなっていきます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
悩みを相談された時に、まずは、肯定も否定もせず、そのまま悩みを受け止め、詳しく話を聞くということが大切です。
「○○○ってことで悩んでいるんだね。もう少し詳しく聴かせてくれる?」
といったようにです。
アドバイスの前に、その子の悩んでいるという気持ちを受容する。ということです。
悩みをそのまま受け入れ、じっくりと話を聴いた後にアドバイスするのは良いことなのですが、悩みを相談された後、すぐにアドバイスするのはあまりおすすめしないということです。
私たち心理カウンセラーも、このことに気をつけて、日々カウンセリングしています。
特性にもよりますが、発達障害の子どもは、自己肯定感が下がりやすいとも言われています。
ですので、そういった自己肯定感が下がりやすい子どもの悩みを聴く時には、特に大事な方法になります。
ぜひ、発達障害の子どもを持つ親御さんも、やってみてくださいね。
また、発達障害の子どもへの接し方についてもっと詳しく知りたいという方は、「発達障がい克服!無料メルマガ」を読んでみてください。
では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。