こんにちは。発達障がい支援センター 水野幸子です。
東京オリンピックが閉会しましたね。
私にとっては多くの感動をもらったオリンピックでした。
アスリートの皆さんがあそこまで自分の気持ちを鼓舞して、頑張れるのはなぜなのかなと考えました。
頑張ってこれた要因の一つに、「ライバルがいたから」、と話しているアスリートの方がいました。
お互いが、ライバルと思っていれば、負けてなるものか。と切磋琢磨しあうことになります。
やる気が起きなくなってきても、ライバルが頑張っている。だから頑張ろうと自分を鼓舞することができますね。
一般社会で生活している私には、ライバルとうい存在はありません。
無理矢理にこじつけるとしたら、自分がライバルになるでしょうか。
理想の自分になるために、いかに今、自分が奮闘できるのか。昨日の自分より1歩でも2歩でも進んでいよう。と思っています。
発達障害のあなたは、ライバルいますか?
ここで、ライバルとはどいういう存在なのか確認してみましょう。
ライバルとは同等もしくはそれ以上の実力を持つ競争相手の意味。好敵手、宿敵(Wikipediaより)
発達障害のあなたは仕事や学校に競争相手はいますか?
もしかしたら、発達障害のあなたは、
・お互いを高め合うライバルなんていない。
・周りは敵ばかり。
・誰も気持ちを分かってくれない。
と、思っていませんか。
発達障害のあなたは、ずっとずっと、孤軍奮闘しているんだ、と思っているかもしれませんね。
ここでいう孤軍奮闘とは、孤立した少数の軍勢でよく戦うこと。 また、援助するものもない中で、ひとりで一所懸命に努力すること。(四字熟語を知る辞典より)
の後半、「援助するものもない中で、ひとりで一所懸命に努力すること」が強いのかなと思います。
発達障害のあなたが、ずっと、ずっと、ひとりで一所懸命努力していたら、辛いですよね。
どこかで助けて、と言いたくなりましたよね。
発達障害のあなたは、何度も、何度も、SOSを周りの人に出してきましたよね。
それでも、親御さんも先生も、上司も、発達障害のあなたのSOSに気付かずにいたなら、SOSを出しても仕方ない。となってしまいますよね。
発達障害のあなたは、しんどくても、つらくても、孤軍奮闘をしなければならない状況になってしまいます。
発達障害のあなたは、心の底から、孤軍奮闘をしたいと思っていますか?
違いますよね。
・発達障害のあなたが苦しんでいることを、聞いて、理解してくれる人がいるといいですよね。
・発達障害のあなたが、辛いときに、一緒に遊ぼう。一緒にこれをしよう。と誘ってくれる友達や仲間がいるといいですよね。
・発達障害のあなたが、何をどうしたらいいか分からない時に、こうやるんだよ、と教えてくれる、支援をしてくれる人がいたら、嬉しいですよね。
ここで、ちょっと思い出してみませんか。
発達障害のあなたは、最初から孤軍奮闘していたのでしょうか?
周りの大人がなんらかの支援をしてくれていたのではないでしょうか?
ただ、その支援が、発達障害のあなたがやって欲しい支援と、ズレていたのかもしれませんね。
もっと見方を変えてみましょう。
発達障害のあなたは、食事も睡眠も取りますよね。暗くなれば電気を使いますよね。
食材の多くは、会ったことが無い農家さんや、漁師さん、酪農家さんが作ってくれたもの。
眠るときの布団も、布団やさんのどなたかが作ってくれたもの。
スイッチのON・OFFで、電気が付くってすごいことですよね。
電気を付くようにしたのは、私でもないし、発達障害のあなたでもないですよね。
きっと、電力会社の担当者さんが点くようにしてくれているんですよね。
発達障害のあなたの生活を広げて考えると、孤軍奮闘しているのではなく、会ったことも無い誰かに、支えられて生きているということが分かりますよね。
発達障害のあなたは、決して1人ではないんですよ。
そうは言っても、身近に、発達障害のあなたを、理解してくれる人にいて欲しいですよね。
もう一度、SOSを身近な人に出してみませんか?
親御さん、兄弟姉妹、親戚などの身内。
学校の友達。サークルの仲間。同じ趣味で盛り上がることのできる仲間。
職場の同僚、先輩、後輩、上司。
誰でもいいのです。
発達障害のあなたが、この人にはまだSOS出していなかったかも。
この人にならもう一度、SOS出せるかも、と思う人に話してみませんか。
どうしても勇気がでない。
どうせ分かってもらえない。と発達障害のあなたが思うのなら、
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最後になりましたが、
発達障害のあなたが、知らない間に、誰かに支えられて生きてきたように、
発達障害のあなたも、気付かない間に、誰かの支えになっているんですよ。
発達障害のあなたも、誰かの支えになっていること、忘れないでくださいね。
それでは、今日も楽しい1日をお過ごし下さい。
発達障がい支援センター 水野幸子でした。