こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
突然ですが、
発達障害のあなたは、自分が何をしたいのかわからなくなることはありませんか?
発達障害の あなたは、本当の自分を生きていないと感じることはありませんか?
発達障害の あなたは、言いたいことを無意識に押し殺してしまうことはありませんか?
自分がどうしたいのかわからない…
本当の自分を生きていない感じがする…
つい、人の目ばかり気にしてしまう…
実はこういった悩みの奥には、インナーチャイルドが潜んでいることがあります。
インナーチャイルドとは、「大人になる過程で傷ついた自分」のことを指します。
反対に、「生まれたままの本来の自分」のことをワンダーチャイルドといいます。
本来、子どもは、自分のやりたいように自分を表現する、ワンダーチャイルドです。
ただ、自分を思うがままに表現できず、大人な対応をせざるを得ない状況になる子どももいます。
例えば、
両親のどちらかまたは両方が病気がちで、その看病をしなければならなかった
両親が共働きなどで、子どもが自分で何でもやらなければいけなかった
しつけが厳しすぎて、子どもらしさを出せなかった
勉強にばかり力を注いで、やりたいことができずに育った
両親の仲を取り保つ役割をしなければならなかった
親の愚痴を聞いたり励ましたりする役割をしていた
表面だけ良い家族を演じなければいけなかった…などなど
こういった状況の中で生きていると、大人になっても、心の奥に、傷ついた子ども(インナーチャイルド)が存在したままになるのです。
育ててもらっているのだから、子どもは、それくらいやって当たり前だ!
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
ただ、当たり前ではないのですよ。
子どもの自分を押し殺して大人な対応をしなければいけないのは、とてもとても大変なことです。
もしあなたがそれをやってきたのであれば、それはすごいことなのですよ。
まずは、そこを労っていきましょう。
そして、癒せるところから癒していくことが大切になります。
発達障害の方の中には、こういったインナーチャイルドの悩みを併発するケースが多くあります。
理由は色々考えられますが、その一つとして、特性により、多角的に考えるのが苦手で、極端な思考になりやすいという部分があります。
極端な思考がネガティブの方に行くと、物事の辛い部分ばかりが見えるようになり、子どもの頃の経験に、傷つき、苦しむ機会がどうしても増えてしまいます。
かくいう私も、インナーチャイルドで悩んできた人間の1人です。
自分がどうしたいのかわからない
気付いたら周りの顔色ばかり伺っている…
「すみません」ばかり言っている
こんな自分を変えたくても無意識に抑圧し続けた子どもの自分はなかなか顔を出してくれませんでした。
そこから、心理学を学び、心理療法を実践していくうちに、徐々に漠然とした苦しみから解放されていきました。
あなたはどうでしょうか?
漠然とした苦しみを抱えていませんか?
もし、Yesであるなら、あなたの中にもインナーチャイルドが隠れていて、今も叫んでいるのかもしれません。
そこを癒すことができれば、発達障害の二次障害の改善につながり、人生も当然のように自由に楽しいものになっていきます。
発達障害の子どもやご自身のことでお悩みのあなたも、ぜひ、インナーチャイルドという視点も考えてみてくださいね。
また、こういった発達障害に関する悩みを克服したいという方は、「発達障がい克服!無料メルマガ」を読んでみてください。
子どもの頃に抱えやすい心の傷についてもわかりやすく解説しています。
では、今回は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。