発達障がい支援センター
真鍋良得です
昨日は私の長男の15歳の誕生日でした。
生まれてきてくれたことに心から感謝しています。
一緒に過ごす日々の中でたくさんのことに気づかせてくれました。
彼がここにいてくれるおかげで家族みんなが幸せになれたのだと感じています。
長男が発達障害と診断されたのは小学校1年生の時でした。
私は当時、長男の発達障害の診断をみて自分にも発達障害があると気づいたこともあり、発達障害に関する本を買ってきて勉強しました。
しかし、発達障害に関する知識を得て、発達障害がある子供に対する接し方を学びましたが、それは「こういう発達障害があるからこういう対応をすればいいのだ」というもので、目の前にいる子供の気持ちを理解しようとはしていませんでした。
発達障害に関する知識はあったほうがいいのですが、そんな知識がなかったとしても目の前にいる子供の気持ちにどこまでも寄り添うことができれば、それだけで親子の信頼関係を築くことができます。
長男は家から出ることもなく一日の大半を布団の上で過ごしていて、これは10年前の私の常識ならありえないような生活をしています。
この状況が良くないことだと思うのは、「こうしなければならない」「こうあるべき」という自分の観念があるからです。
長男は、日々できることが増えていき、成長しています。
何ができないかではなく、何ができるかに目を向ければ、たくさんの可能性を感じることができます。
これは良いこと、これは悪いことという判断をせず、今の状況をありのままに受け入れることができれば、幸せになるための選択ができるようになります。
子供に発達障害があっても、この子は大丈夫な子なんだと信じてあげて、子供自身の選択を大事にしながらサポートをすれば、きっと幸せになる道を進んでいけるでしょう。