こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中のあなたは、子どもに対して、
うちの子は学校の勉強をなかなかしないけど、ちゃんとやる子に育てないといけない
うちの子は授業中なかなか自分から発表しないけど、発表できるようになってほしいな
うちの子は忘れ物が多いけど、忘れ物をしないようになにかしないといけないな
母親に何でも話してほしいのに、うちの子はあまり話してくれないなぁ・・・
子どもはいろいろな友だちと関わって楽しくやれるようになってほしいな
などと考えることはないですか?
それは、
我が子を、
うちの子は学校の勉強をなかなかしないけど、ちゃんとやる子に育てないといけない
⇒学校の勉強をちゃんとやる子が理想の子ども
うちの子は授業中なかなか自分から発表しないけど、発表できるようになってほしいな
⇒授業中発表できるのが理想の子ども
うちの子は忘れ物が多いけど、忘れ物をしないようになにかしないといけないな
⇒忘れ物をしない子どもが理想の子ども
母親に何でも話してほしいのに、うちの子はあまり話してくれないなぁ・・・
⇒母親になんでも話してくれる子どもが理想の子ども
子どもはいろいろな友だちと関わって楽しくやれるようになってほしいな
⇒ 多くの友だちがいて楽しくやれるのが理想の子ども
といった”親のあなたが考える理想の子ども”と比べてしまっているのかもしれません。
理想の子どもと比べて、自分の子どもがそうでなはいと思うと、苦しみが生まれてくることがあります。
そんなときは、本当にそんな子どもになってほしいのか?ということを考えてみて下さい。
自分ができなかったことを子どもにやらせたいと思ったことはありませんか?
親のできなかったことを子どもにやらせたいと思うのは、押し付けであって、そこは子どもにとってはどうでもいいことということもあるのです。
今自分が子どものためと思ってしていることは、
子どもが幸せに生きていくことに本当につながっているでしょうか?
発達障害があって、どうしてもできないことを、
親など周りの人にできるように求められて苦しんでしまう子どももいます。
まずはありのままの子どもを受け入れてください。
ありのままというのは、いいところもいいと思えないところも含んだ子ども自身まるごとを受け入れるということです。
「ありのままのあなたでいいんだよ」
と伝えてあげることで、子どもは今の自分のままでいいんだ、と自分に自信を持てるようになります。
自分で自分のことを認められるようになります。
そうしていくうちに、
子どもは、自分を信じて自分らしく自分自身の人生を生きていけるようになるのです。
そして、子どもが幸せを感じて生きていけるために、親自身がまず自分の人生を楽しみましょう。