こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
発達障害やグレーゾーンの子どもを育てている親のあなたは、
子どもについての話などを夫婦ですることがあると思います。
夫婦の話し合いをうまくできていますか?
夫婦のやり取りがうまくいかずに、結婚生活や子育てが苦痛に感じることはないでしょうか?
子どもに対するそのやり方はおかしい
子どもへのその対応は間違えてる
こういうことをするから子どもがおかしくなったんだ
子どもを障害者扱いするのか
あなたのやり方が悪い!
などと配偶者(夫・妻)に言われてショックを受けたことはありませんか?
子どもへの対応についての話し合いで、夫婦げんかになってしまうことはありませんか?
話し合いをしていたはずなのにいつの間にかけんかになっている
いくら話しても気持ちが通じない
感情的になってしまっている
論理的じゃないのでイライラする
このまま話し続けてもらちがあかない
自分の言い分を通そうと必死になってしまっている
相手の話の内容が入ってこない
過去のけんかになったことが思い出されて、また繰り返しそうに思われて話し合いをためらってしまう
そんなことがあると、疲れてしまって、
日常生活でもうまくいかないことが増えたり、夫婦以外の人間関係にも影響を及ぼしたり、と色々なところにしわ寄せがきてしまうことも・・・。
今回は夫婦の話し合いの仕方についてです。夫婦の話し合いがなかなかうまくいかなくてお悩みの方は読んでみて下さいね。
まず、夫婦の話し合いでのNGは”感情的になる”、”相手の考えを否定する”、”他の話を持ち出すこと”です。
これらがあると、やはり話し合いはうまくいいきませんよね。
夫婦の話し合いがどうしてもうまくいかない、疲弊してしまってストレスしか感じない、といった時は、いったん話し合いをやめて、いったんその場から離れるといいこともあります。
頭を冷やして、相手の気持ちになってみて、相手はどうしてそのように言うのかを考えてみるといいですね。
話し合うことが必要だけどどうしても話し合いが難しい時は、紙に書き出して話してみたり、LINEなどをつかって直接話すのではなく文字での話し合いをする、カップルカウンセリングを行っているカウンセラーなど客観的な視点に立てる人に第三者として入ってもらうなど、別の手段も検討するという方法もあります。
上手に話し合うためには、
・タイミング
・場所
・話をする順番
を考えましょう。相手が落ち着いて話せるのはどんな時間帯なのか、カフェなど家以外の場所の方が冷静に話せるということもあります。いきなり本題に入らずに、最初は問題ない話しやすい話題を選ぶといいですね。焦って一度で解決しようと思わないことも大切です。話し合いには時間がかかることもあるからです。
なかなか話し合いがうまくいかない時には、話し合う前に、相手の言っていたことを紙に書いて整理したり、自分の考えをまとめておくことが有効です。
・何が問題なのか
・相手の意見
・自分の意見
・どうして自分はそう考えるのか
といったことをまとめておきましょう。
なかなか自分の意見がまとまらない時には、親や友人、会社の同僚などに話をしてみて意見をもらったり、ネットや本などで調べてみて、同じような問題についての体験談を読んでみたりするのもいいでしょう。紙に書いてみたり、夫婦以外の誰かに話してみてアウトプットしたりするだけでも、自分はこう考えているんだという気づきになったり、自分の考えをまとめたりするために効果的ですよ。
・相手がどうしてそのように言ってくるのかわからない
・何かを言われて、責められるように感じてしまう
・自分が言ったことを、相手が理解できていないような様子だ
といったこともあるかもしれませんね。
話がかみあっていないと感じるときは、
意見を言っているつもりが、いつの間にか、責められることにたいしての自己防衛になってしまっているのかもしれません。
意地の張り合いになってしまって、悪いと思っても謝れないということもあるかもしれませんね。
なかなか謝ることができないこともあるかもしれませんが、
悪いと思ったら潔く謝る勇気が必要な時もありますね。
夫婦は家族とはいえ、もとは他人同士。
生まれ育った環境も好みも似てるところもあるかもしれませんが違うことがたくさんありますよね。まったく別なパーソナリティを持った一人の人格です。夫婦はお互いを一人の人間として尊重することが大切ですね。
自分も相手も大切に、尊重することを考えて話し合いをしましょう。
子どもの前で夫婦喧嘩をすると、「面前DV」という心理的虐待にあたるケースがあります。
児童虐待は、子どもの正常なこころ(精神)の発達を妨げるばかりではなく、脳の発達にも影響を与えることがわかってきています。
どうしてもゆずれない
お互いに我を張っているな、と感じたら、
お互いに子どものためのことを思っての話し合いをしているのだということを思い出しましょう。
子どもが幸せになるには、どんな話し合いをしていけばいいのか、ということを意識して話し合いにのぞんでみませしょうね。