発達障がい支援センター
真鍋良得です。
今日は12月31日、大晦日です。
年末年始は日常とは違った雰囲気になり、1年の中でも特別な時期です。
みなさんはどんな風に大晦日を過ごしますか。
発達障害があるお子さんが、周りがちょっぴり浮かれ気分の年末年始やクリスマス、誕生日といったお祝いムードを嫌がるという方がいました。
そんな時は、無理にその雰囲気の中に誘うことなく、やさしく寄り添って、子どもの気持ちを大切にしてあげましょう。
子どもが行事を嫌がる理由は、ケースバイケースで、一概にはいえませんが、いくつかの理由が考えられます。
発達障害がある子どもがお祭りムードを嫌がるのは、もともと大きい音やざわざわした雰囲気が苦手だからなのかもしれません。
もともと賑やかな雰囲気に溶け込んでいた子どもがいつからかそれを嫌がるようになったのであれば、自己肯定感が下がっていて「役立たずの自分には楽しむ資格はない」といった思考になっていることもあります。
子どもにしてみれば、ひとりで静かにしていたい時に意味もわからず華やかな行事に巻き込まれたくないという場合もあります。
1年を無事に過ごせたことに感謝し、新たな気持ちで新しい年をスタートできるよう、子どもと一緒にこの一年を振り返り、今年成し遂げたことを一緒に考える時間を作ると良いかもしれません。
年が明ければ新しい年は何をするか、どんな気持ちで一年を過ごすのか、子どもと一緒に静かに考えてみましょう。
年末年始の行事を楽しむことができない子どもにとって、もちろん楽しんでいる子どもにとっても、それはすばらしい時間になるでしょう。
どんな風に年を越しても、新年を迎えられることに感謝したいですね。