発達障がい支援センター
真鍋良得です
進級、進学の時期になると、発達障害がある子どもを支援学級に入れるのか、普通学級に入れるのか、それとも支援学校に入れるのかという相談が多くなります。
子どもの発達の状況や家庭環境、学校のサポート体制はそれぞれ違うので、何を参考にしていいのかもわからないということがあります。
普通学級にするか支援学級にするかで悩む場合、支援学級にするか支援学校にするかで悩む場合、この二つのケースがよくあります。
支援学級や支援学校を選択肢に入れる理由は何らかのサポートが必要だからです。
学習面のサポート、行動面のサポートを多く必要とする子供には、担任ひとりで40人の子どもをみる普通学級よりは支援学級あるいは支援学校が適している場合があります。
選択する時には、親の感情や価値観よりも、子どもの気持ちや状況を尊重することが大切です。
この子は特別だと思われたくない、近所の人や親戚の目が気にある、といった理由で普通学級にこだわる親もいれば、支援学級に入れたら先生がうまくやってくれると考えて子どもが自立するためのサポートを学校任せにしようとする親も見かけます。
どの選択をしても家庭での親のかかわり方は大事ですし、子どもにとって何が一番いいのかを子どもの視点で考えることが大切です。
子どもに十分な関心を持って子どもの状況、子どもの気持ちを汲み取りながら適切な方法を探ることが必要です。
できるのであれば担任の先生とも十分に話し合いをしながら、専門家に相談してみるのもいいでしょう。