こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
最近、複数のことを単独で覚えていて、一つに繋がらないという経験をしました。
そして、そういうことがよくある気がする、と思っています。
最近あったのは
・月曜日に雪が降る。
・月曜日、午後から長距離で出かける予定がある。
私は、予定があったので、月曜日の午後は仕事を休みにしていました。
ですので、月曜日は雪が降るのか。
午後は予定があるから休みを取っている。昼間に帰宅できるからよかった。と思っていたのです。
でも、前日の日曜日に友達と、明日雪の予報だね。と話しをしていて、
月曜日雪が降る。午後から長距離ドライブで出かけなければならない。
え!?雪のかな運転するの!!!
と、やっと繋がったのでした。
ワーキングメモリーが小さいなと思いました。
発達障害の特性で、2つ以上のことを同時に処理するのが苦手、出来ない、というのがあります。
例えば、お子さんの場合。
学校の授業では、先生の話を聞きながら、ノートを写すのが当たり前になっています。
発達障害のお子さんの中には
・先生の話を聞く。
・黒板をノートに写す。
という、2つの作業を同時に行うことが難しくて、どちらか1つになってしまいます。
先生の話を聞くことに集中をしていると、ノートは真っ白のままで、ノートを提出する時に、真っ白だけどどうしよう、と焦ることになります。
黒板を写すことに集中していると、先生に突然当てられたときに、先生の話を聞いていないので、答えることができません。聞いていなかったのか、と注意されることになります。
こういう場合は、
・黒板を写真に撮らせてもらう。
・ノートを友達に借りてコピーを取る。
・先生に、突然当てるのはやめてください、と事情を話しておく。
など、先生に相談して、発達障害のお子さんが授業を安心して受けられる工夫をしていきましょう。
多くの指示を一度に言われると、何からすればよいのか分からなくなる特性もあります。
例えば、中学生になると、各教科ごとに宿題が出ます。
小学生のときのように、担任の先生が宿題の量が毎日均等になるように、調整をしてくれるわけではありません。
どの科目から宿題をやっていけばいいのか、迷ってしまいます。
この科目からと思って宿題に取りかかりだしても、残りの宿題が気になって、集中できないということになりやすいです。
そして、宿題が出来ない科目があり、宿題を忘れたと、怒られることになるかもしれないのです。
こういう場合は
・先生に優先順位を聞きましょう。
そうすれば、残りの宿題が気になって、今の科目の宿題に集中できないということは回避できます。
学校では、先生からの指示が数個同時にでることがあります。
例えば、
宿題を出した人から、体操服に着替えて体育館に行き、準備体操を始めていてください。という指示の場合。
1.宿題を出す
2.体操服に着替える
3.体育館に行く
4.準備体操を始める
と、4つも指示があります。
発達障害の特性で、一連の複数の指示が、理解出来ない場合があります。
それで、周りの子の様子を見ながら、みんなと同じ行動をすることでなんとか乗り切っているお子さんが多いと思います。
そうなると、どうしてもみんなよりもワンテンポ遅れた行動になります。
もし、宿題を出すことに手間取ってしまうと、まねする人がいなくなります。
2.体操服に着替えることはできても、3.体育館に移動することができないかもしれません。
体操服に着替えたのだからと、グラウンドに行たのに、誰もいないということが起こるかもしれないのです。
こういう場合は、先生にお願いして、1つづつ指示をもらうようにしましょう。
1つの指示が終わってから、次の指示をもらう工夫をしていきましょう。
まとめると
発達障害の特性で、同時に複数の情報や作業を処理することができない場合があります。
その時は、
・一度にやろうとせず、1つ、1つ、行っていくことが大切です。
優先順位が分からない時は、指示を出した人に優先順位を教えてもらいましょう。
・1人でやろうとせず、周りの人に協力をしてもらいましょう。
★人に助けてもらう、協力をしてほしい、とお願いできるようになりましょう。
そうすることで、発達障害のあなたが、苦手なことで辛い思いをすることがなくなります。
そして、あなたの力が発揮できるようになりますよ。
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今日も楽しい1日をお過ごし下さい。
発達障がい支援センターの水野幸子でした。