こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
あなたは、家事が苦手で困っているといううことはありませんか?
発達障害のADHDの衝動性の特性によって、家事が進まないことがあります。
気が散りやすいのです。
たとえば、お茶碗を洗うときでも、
お皿を食洗器に入れるという作業の途中で、
キッチンに気になる汚れを見つけて、そこの掃除を始めてしまったり、
食器棚に食器を片づけている途中で、
LINEで連絡しなければいけないことを思い出してそちらをはじめてしまい、結局最後まで片付いていないということがあったり、
洗濯ものを干しているときに、
居間の片付いていないところが目について、
そちらの片づけをはじめてしまったり、
と。
とにかく家事にいつも思った以上に時間がかかってしまったり、
家事が終わらなかったり、ということが起きるのです。
家事って、1つ1つは結構誰でもできる単純作業だったりすることが多いですよね。
なのに、こんな簡単なこともできないなんて、と、つい自分を責めてしまう方も多いのです。
そして、発達障害の特性で、同じことを考えることを何度も何度もくり返し考えてしまう、反復思考・反芻思考に陥ってしまい、
自分の人格を責めて、自分はダメな人間だ、私って価値がない人間だわ、と自己肯定感を下げてしまうことがあるのです。
ただ、ここで考えてほしいのが、
例え、発達障害・ADHDの特性があってもなくても、何かの理由で家事が苦手だとしても、
あなたの人格とは全く関係のないことです。
なので、自分を責める必要は全くないのですよ。
自分はダメな人間だ、自分を責めることはやめましょう。
そして、家事が苦手で悩んでいる方は女性の方が多いのかもしれません。
まだまだ日本は、家事は女性がやるもの、という考え方がまだまだ残っています。
そもそも、家事は女性がやらなければいけないという法律はありませんね。
ただ、現代の日本では、まだまだ女性が家事をやるものという考え方をする人が多いし、
実際に家事を負担しているのは女性の割合がまだまだ高いです。
家事は女性がやるものというのは思い込みに過ぎないのですが、
その思い込みで自分で自分のことを苦しめてしまっているのですね。
女性が家事をしなければいけない、と考えている人は多いのかもしれませんが、
そのように考えない人もいますね。
このように、人によって違ってくる主観的は価値観や思い込みのことを観念と言います。
女性が家事を多く負担しなければいけない。
女性は家事ができなければいけない。
というのは、単なる価値観であり幻想なのです。
もし家事が好きで、やることが楽しくて仕方のないと思っている方は、
この記事は読まれていないかもしれませんね。
ただ、あなたが家事ができなくて苦しいと感じているなら、
女性は家事ができなければいけいない
女性は家事を多く負担しなければいけない
という価値観・観念は変えていくことをおすすめいたします。
そして、発達障害・ADHDの衝動性の特性で家事が進まなくて困っている場合は、
・自分は衝動性という特性を持っているからかじがすすまないことを自覚する
・家事にかける時間を短くするように習慣化する
・パートナーや家族に協力してもらう
といった対策をしていくことによって、困り感を少なくしていくこともできますね。
ただ、もしあなたにパートナーがいて、
これからは家事を分担したいと思っていたとしても、
あなたに家事に対する観念があるように、
パートナーも家事に対する観念を持っています。
あなたが観念を変えたとしても、パートナーは価値観・観念が変わらないということもあります。
相手には相手の観念があるので、自分の観念と同じように相手の観念も尊重する必要があるのです。
相手の観念が変わらないと、なかなか状況が変わらないということもあるかもしれません。
どうしても変えていきたいことは、パートナー・相手とまずは話し合うことです。
観念はなかなか変わらないこともあるので、時間がかかることもあるのかもしれません。
どうすることが自分の幸せにつながるのか、ということを考えながら進めていけるといいですね。
こちらの記事ももしよろしければ参考になさってくださいね。
自分を幸せにする観念を選んでいきましょう。
そして、行動していくことで幸せになっていきましょうね。
発達障がい支援センターの黒瀧素子でした。