こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
突然ですが、
発達障害のあなたは、自分が発達障害だから今ある問題は解決しないと思っていませんか?
発達障害の子どもを持つ親であるあなたは、子どもが発達障害だから今ある問題は解決しないと思っていませんか?
確かに、発達障害は、先天的な脳機能の障害であるため、治らないと言われていますよね。
治らないなら、問題も解決しないじゃないか!と思う方も多いと思います。
かくいう私も、昔はそう思っていました。
実は、私自身も、発達障害の診断があり、治らないのであれば、精神的な苦しみや仕事の問題は全部解決しないのか…と、とても落ち込んだことがあります。
しかし、色々と学んでいく内に、実はそうではなかったことがわかり、今では問題をあまり感じずに過ごすことができています。
そこで今回は、発達障害に関係する様々な問題を解決するための方法を紹介したいと思います。
1.環境を調整する
例えば、発達障害の特性である感覚過敏があって、聴覚が過敏な場合、
外に行ってもうるさくて苦しい・学校でも勉強に集中できない…
といったことが起きてきます。
このような問題を解決するには、「環境を調整する」という方法を取ることが多いです。
先ほどの聴覚過敏の例では、イヤーマフをする・教室でも大きな音が出る前は先生に事前に伝えてもらうといった配慮をしてもらう、等、様々な調整が可能です。
こんな風に、発達障害に関する問題は、環境を調整することで改善することもあります。
実際に私も、自分が仕事しやすい環境を把握し、その中で働いていけるようにシフトしていきました。
2.トレーニングをする
2つ目は、トレーニングをするという解決方法です。
例えば、発達障害の子どもで、友だちとのコミュニケーションで、相手を不快にさせるようなことを言い過ぎてしまうといった問題がある場合…
ソーシャルスキルトレーニングというものをおこなっていきます。
ソーシャルスキルとは、社会で人と関わり、生活していく上で必要なスキルのことです。
先ほどの例で言えば、発達障害の方は、想像することが苦手な傾向がありますよね。
だからこそ、本人は気付かずに、相手を不快にさせるようなことを言い過ぎてしまうといったことが起きてくるのですね。
・こう言ったら、相手はこう思う可能性があります。
・このように伝えることで、相手に本当の気持ちが伝わりやすくなります。
等、問題に感じている部分を中心に、良い関わり方をトレーニングしていくのです。
実際に私も、人の表情や会話の流れなどを読み取ることが苦手だったのですが、会話をパターンで覚えたり、伝えたいことを伝わりやすくするための言い換え方を学んだりしたことで、今ではカウンセラーとして、支援センターのカウンセラーとコミュニケーションしたり、カウンセリングをおこなったりすることができるようになりました。
3.心の問題をケアする
発達障害の方は、うつ病や不安障害などの精神疾患を併発しやすいと言われています。
精神疾患は、大きな問題ですよね。
ただ、こういった心の問題を持っている発達障害の方にも、認知行動療法などの心理療法をおこなうことで、改善するケースは多々あります。
ですから、発達障害があるから、精神疾患が絶対に治らないというわけではなく、この問題も解決していけるものになります。
かつての私も、心身症・過敏性腸症候群があり、一時は精神安定剤を服用していましたが、今は全く飲まずとも幸せに毎日を暮らせています。
こんな風に、発達障害があるから、問題はまったく解決できないということはなく、正しい工夫や対応をおこなっていくことで、解決していくことは可能なのですね。
視野を広げて、考えるきっかけになっていただければ幸いです。
では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。