こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
突然ですが、
発達障害のあなたや発達障害の子どもが、過去にした失敗に囚われて、くよくよ悩むことはありませんか？
発達障害のあなたや発達障害の子どもが、他者の言動に対して、腹が立ち、なかなかその怒りが収まらないことはありませんか？
発達障害のあなたや発達障害の子どもが、頑張ったのに望む結果が得られなかった時に、もうダメだ…と燃え尽き症候群のようになることはありませんか？
発達障害のあなたや発達障害の子どもが、嫌われているに違いない、など、過剰に決めつけることはありませんか？
なかなか、すべてが思い通りにはならないこともありますよね。
今は、新型コロナウイルスの影響も大きく、特に思い通りにならない時期かもしれません。
こんな時、発達障害をお持ちの方は、一つの考えにとらわれ、辛くなる方も多いです。
そんなときに、どのように考え方を変えていったら良いか、悩みますよね。
今日は、一つの考えに囚われた時に、できる対策についてお伝えしていきます。
1．別のことをしたり、注意を向けたりする
一つの考えに囚われて、もう止まらない…！という時は、あえて一旦、別のことをしたり、別のものに注意を向けたりすることで、とらわれから抜け出すきっかけになることもあります。
例えば、使いたいおもちゃが使えなくて、そこに囚われ始めた時に、別のおもちゃに気を引いて遊ぶことで、とらわれから抜け出すきっかけになることがあります。
他にも、会社で失敗したことばかり思い出して落ち込んだ時に、休日に見に行く映画のことを考えて、元気を取り戻すきっかけになることもあります。
ただ、
「既にやってみているよ！」
「別のことを考えようとしても、なかなか抜け出せないんです！」
という方も多いかも知れませんね。
その場合、以下の2つの方法も参考になさってみてください。
2．変えられないことと変えられることを明確に区別する
心理学では、変えられないものが2つあると言われています。
それは、過去と他者です。
過去と他者は変えられないのですね。
ダイエットしたいと思ったのに、プリンを食べてしまった。
その事実は変えられません。
失敗して、上司に怒られた。
もう少し優しく諭してくれてもいいのに…。
と思っても、その上司を変えることはできません。
発達障害の方は、客観的に判断することが難しいこともあり、つい、変えられないことを変えようとして囚われてしまうことがあります。
ただ、変えられないことを理解することで、過去起きたことや他者の言動を変えようとして疲弊したり、囚われたりすることが減っていきます。
そして、変えられるのは、「自分」です。
これからは、家にプリンを置いておかないようにしよう！と変えることはできます。
失敗した時は、自分は自分で慰めよう！と変えることはできます。
こんな風に、変えられないところに囚われるのではなく、変えられるところに目を向けていくことが大切なのです。
ただ、変えられないのはわかってても囚われちゃうんだよ！という方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、最後の方法をお試しください。
3．観念を変える
観念は主観的な価値観・捉え方のことです。
私たちは、この観念によって、感情や思考、言葉、行動を生み出しています。
一つの考えに囚われるという思考も、観念から生み出されています。
例えば、「失敗してはいけない」「失敗するのは悪いことだ」という観念を持っている人は、失敗した時に、失敗に囚われやすくなります。
このような観念を持っていると、失敗という出来事がとても大きなことに感じるからですね。
一方で、「失敗は成長の糧にすることができる」「失敗はあってもいい」という観念を持っている人は、失敗した時に、そこまで失敗に囚われません。
このような観念を持っていると、失敗という出来事が大した出来事だと思わないからですね｡
つまり、私たちは、主観的な価値観（観念）によって、色々なものに囚われることもできるし、囚われないこともできるのです。
これは、発達障害の方にも、当然、言えることです。
観念を変えることで、考えに囚われることも減っていきます。
私たちカウンセラーは、ここをメインにカウンセリングしていくケースも多いです。
ぜひ、試してみてくださいね。
こういった、発達障害の困りごとへの対応方法について、より詳しく知りたい方は、当支援センターが発行している「発達障がい克服！無料メルマガ」に登録してみてください。
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では、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。