こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
毎日の生活の中で、人と会話をすることは幾度もありますよね。
そんなとき、言っていることが通じない。
相手の言っていることが分からない。ということがあると思います。
それは、発達障害とか定型発達とか関係なくあることです。
ただ、発達障害、特に自閉症スペクトラムの場合は、人の表情やその場の雰囲気を察することが苦手です。
ですので、周りの人から
・空気が読めない
・冗談が言えない
・迷惑がられる
ということが起こるのです。
どうして、このように思われてしまうのか、具体的にみていきましょう。
1.まわりくどい
例えば、「このお菓子どこで買ったの」と、質問された場合。
質問した人は、お店の名前を教えてくれる、と思っています。
ところが、自閉症スペクトラムの場合は、お店までの行き方を具体的に話したり、お店の中の様子まで話したりします。
何時に家を出て、○○交差点を右折して・・・・
お店の中に入ったら、このお菓子が一番目立つところにあって・・・・と、
そのお菓子を買うまでのことを、事細かに話し出したりします。
すると、質問した人は、嫌になってしまうのです。
2.言葉に含まれていることが分からない。
例えば、「まっすぐ帰ってきて」と言われたとします。
まっすぐ帰ってきてには、寄り道しないでね、とうい意味があるのですが、そのことを理解することができません。
今いる場所から家まで、まっすぐ帰らなければならない。道を曲がってはいけない。と思うのです。
地図の上に、現在地から家まで真っ直ぐ線を引いたように、真っ直ぐ帰らなければならないと思うのです。
そして、家に帰ることができなくなってしまうのです。
3.思ったことをストレートに言う。
友達に、この服似合うかな。と聞かれたとき、似合わないと思っても、似合っているよ、と言う人が多いのですが、自閉スペクトラムの子は、似合わないと思えば、似合わないですね。と答えてしまいます。
それで、友達に嫌な思いをさせてしまい、疎遠になっていくということが起こります。
4.社交辞令が通用しない。
社交辞令を社交辞令とは思わず、そのまま素直に言葉とおりに受け止めてしまいます。
ですので、また遊びに来てね。と言われれば、その後も必ず遊びに行きます。
それで相手に迷惑がられることになるのです。
自閉症スペクトラムのあなたは、本当に素直な人なのです。
言われたことをその言葉通りに受け止める。
感じたことを、そのまま言葉に出す。
このことは、素直だからできることなのです。
素直だからいいよね、という感覚で、いつまでも居られれば良いのですが、そういうわけにもいきません。
なぜなら、その素直さで、冗談を本気で受け止めて傷付いたりしているからです。
逆に、思ったことを素直に言って、相手を傷つけたりしているからです。
では、どのように対応していけばいいのでしょう。
Ⅰ.同じ言葉にもその時の状況で、色々な意味を持つことを理解しましょう。
あなたは可愛いね。と言われたとき、その時の状況でその言葉は、
・褒め言葉
・冗談
・皮肉
・お世辞
などのように、何種類もの意味にとらえることができるのです。
Ⅱ.自分の言語感覚にはどんな特徴があるのか知りましょう。
そして、注意するべきことを頭にいれましょう。
今までうまくいかなかったことがどんなことだったかを思い出してみましょう。
できるだけ具体的に思い出せれば、どんな特徴で周りとうまくいかなくなるかが分かってきます。
発達障害のお子さんの親御さんは、お子さんの様子を見て、ここの時の対応を違うなと感じた時に、具体的に対応方法を教えてあげてください。
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今日も楽しい1日をお過ごし下さい。
発達障がい支援センターの水野幸子でした。