こんにちは。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
親や学校の先生に教えてもらったことは、観念として身につきます
観念とは、以前にも何度もお伝えしていますが、主観的な物事の捉え方のことです。
発達障害があると、どうしても特性上忘れ物をしてしまいがちです。
しかし、親や学校の先生から、「忘れ物をしてはダメ」と教えられると、忘れ物をする自分はダメな奴だと思い込んでしまいます。
忘れ物をしても忘れたことは問題があるかもしれませんが、ダメな奴ではないのです。
行為には問題があるが、人格に問題があるわけではないのです。
しかし、観念があると、ダメな奴を考えてしまうのです。
また、他人にもそのルールを強要するので、忘れ物をした他人を責めてしまいます。
このような観念が多々あることが普通ですので、まず、それに気づくことが大切です。
自分を苦しめている観念はないか、調べてみましょう。
観念を見つけたら、本当にそうなのかと考えてみましょう。
忘れ物をする自分はダメな奴なのか?
- 忘れ物をすることは良くないが、手は早いよ。
- 忘れ物をすることは良くないが、人の話はよく聞けるよ。
- 忘れ物をすることは良くないが、人に親切にできるよ。
いいところはいっぱいあるのです。
欠点ばかり見るのでなく、美点を見るようにしましょう。
欠点探しゲームをやっていると誰でも落ち込んでしまいます。
美点発見ゲームをしましょう。
毎日、自分の美点をノートに書いてみましょう。
10日間続けて、後から見返してみましょう。
自分のいいところに気づけるはずです。
傾向の心というのがあります。
動いているものは急に方向が変えられないのです。
つまり、美点をいつも見るようにしていると、美点を見るようになってくるのです。
あなたは、いつも自分の欠点や人の欠点を見つけていませんか?