こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子育て中の親のあなたは、
我が子が整理整頓が苦手だな、とお困りではありませんか?
・子どもがいつもマンガを読んだら読みっぱなしで片づけないで出しっぱなし
・ランドセルの底からグチャグチャになったプリントが出てくる
・鉛筆や消しゴムが筆箱に入っていない
・よく探し物をしている
・どこに置いたのか覚えていないことがある
ということがありませんか?
整理整頓、整理収納、片付け、断捨離・・・など、大人の雑誌でも頻繁に特集が組まれていたり、次々と新しい本が出版されたり・・・子どもだけが苦手なわけではありません。
このような記事を書いている私も、子どものことは言えない、と思うくらい整理整頓が得意ではありません。それでも、日常生活で困っていた部分は、解消できてきたこともたくさんあります。
発達障害があると、整理整頓が苦手なことがあります。
発達障害があると、なぜ整理整頓が苦手なのでしょうか?
発達障害も一人一人の持っている特性がちがうので、理由をしぼりきれることはありませんが、整理整頓そのものに関心が無かったり、物そのものがどのような意味を持っているのかがわかりにくいといった特性があることもあるということが原因として考えられます。
それでも、整理整頓の仕方を練習したり、なぜ整理整頓が必要なのかを学んでいくことで、苦手であっても整理整頓ができるようになっていきます。
実際の工夫として、
・物の収納場所を決めること
・写真やイラストを収納場所に貼ってわかりやすくする
・実際にかたづいた状態の写真を貼って、それと同じ状態に戻す
・持ち帰ったテスト・手紙をどこに出すのか、どこにしまうのかなどを一つ一つを説明する
・机に平ゴムバンドをつけて落下防止する
・引き出しの中を仕切って整理しやすくする
・教科ごとの棚を作って教科書・ノートなどを教科ごとに収納する
といったことなどができます。子どもに合った方法が一人一人違うので、我が子に合う方法を試していくことが大切です。
そもそも大切なこととして、物を多く所有しないことも大切です。たくさんの物を持っていることで、こんなデメリットもあります。
・その物を管理する手間がかかる
・物を目で見ること、つまり視覚から刺激がたくさん入ることで気が散りやすくなるので、必要なことに集中できなくなるおそれがある
というデメリットです。
そこで、物を多く持たないために、物だけではなく、頭の整理をすることも実は必要になってきます。
・定期的にいらない物を処分する日を決める
・本当に必要なものなのかを考える
ということも、とても大切です。
物が少ないということは、新しいことに取り組む意欲もわいてきます。
できれば子どものうちに、整理整頓の習慣を身につけられるようにしたいですよね。整理整頓ができることで、頭の中の思考もすっきりしてくるという効果もあるのです。
整理整頓の習慣を身につけることで、子どもが幸せに生きやすい考え方も身につけることができるのです。
あなたの幸せな子育てを応援しています。