こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
あなたは、友達は大勢いたほうがいいと思っていませんか?
私は、20歳頃まで、友達は大勢いたほうがいいと思っていました。
友達の友達は、私の友達、という感じていたこともあります。
そこには、私、友達たくさんいて、すごいでしょう。という思いがありました。
友達関係がうまくできず、1人でも平気、と思っていたこともあったのです。
その反動で、友達がたくさんいる私はすごい!という気持ちになっていたのだと思います。
つまり私が、友達関係がうまくいっていなかったとき、1人でも平気と思っていた時、本当は友達が欲しかったんですよね。
発達障害のあなた、発達障害のお子さんの親御さんはどうでしょうか。
友達は大勢いたほうがいいと思っていませんか?
友達が大勢いる子をみると、うらやましいと思いませんか?
まずは、友達は大勢いたほうがいい、という観念(主観的価値観・思い込み)を取り外しましょう。
あなたは、小さなときから、みんなとは仲良くしましょう、と大人から言われてきています。
それで、みんなと仲良くすることで、友達が大勢できると思い込んでいるのです。
ですので、友達がいないことはいけないことなのだ、と思ってしまっているのです。
発達障害のあなたは、友達が大勢いないことは、発達障害だからだと思い込んで、自分のことを責めていませんか?
責める必要はないのです。
発達障害だからと思う前に、友達は大勢いないといけない、という観念を手放しましょう。
友達つくりは、数を増やすことではないのです。
特にあなたが、1人で本を読んでいるほうが好き、と感じているのなら、なおさらです。
友達を大勢つくったとしても、大勢の中にいることで、あなたは疲れてしまうでしょう。
ですので、1人の友達と長く付き合っていける関係ができるといいですね。
では、友達はどうやって作っていけばいいのでしょうか。
まずは、焦らない。
無理をしない。ことです。
なんとなく、この子とは相性よさそう、とか、友達になりたいな、と思う子がいると思います。
あなたが自然体でいられそうだな、という友達に話しかけてみましょう。
話しかけるなんてとんでもないと、思うかもしれませんが、あなたがあの子と友達になりたい、と思ったタイミングで、友達が声をかけてくれるとうことは、まずないと思ってください。
話しかけに行くか、不意に声をかえられたとき、どんな話をするとよいでしょうか。
趣味やゲームの話などをしていくことで、お互いに打ち解けていくことができるようになります。
あなたが心を開いて話をしていくことで、友達も心を開いてくれるようになります。
友達になれたときに、気を付けほしいことがあります。
・友達が、あなたの行動などを注意してきたら、もっとこうしたほうがいい、と言ってきたときです。注意されたあなたは、もう友達ではない。と思うかもしれません。
それは、あなたのことが大事に思っているからこそなのです。
言いにくいことを言ってくれるという友達こそ、大切な友達です。
・友達には、あなたの他にも友達がいます。
独り占めしようとしないようにしましょう。
やきもきして、やっぱり私ではダメなんだ、と考えることはやめましょう。
・友達とあなたは平等の関係です。
友達はこれだけのことをしてくれないといけない。
友達にこれだけのことをしなければならない。と思うのはやめましょう。
あなたと友達を、同じように大切にしましょう。
あなたは、信頼できる友達ができます。
あなたは、友達と仲良くしています。
あなたは、友達との時間も、あなたが1人で好きなことをする時間も、大切にすることができます。
それでは今日も、楽しい1日をお過ごしください。
発達障がい支援センターの水野幸子でした。