こんにちは。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
本日は、「マルチタスクの仕事が増えている?」についてお話します。
大企業が運営する店が増えてきており、そういう店は企画力があり集客力もすごく、小さな個人経営の店の多くが経営が成り立たなくなってきています。
シャッター商店街という言葉は前からありますが、大型スーパーができることによって個人経営の店では儲けることが難しくなっている状況です。
コンビニ、ドラックストア、服のチェーン店、ホームセンター、家具屋さん、激安店、居酒屋、ラーメン等飲食チェーン店など大手が進出し、ますます個人経営の店はつぶれていっています。
以前はこのような個人商店を親から継いだりしていた人たちも、就職せざると得ない状況になっています。
また、機械化も進んでいます。鉄道の改札、駐車場料金所、高速道料金所、レジなど以前は人がやっていた仕事が機械にとって代わられています。工場なども機械化が加速しています。
どんどん人が要らなくなっているかわりに、一人の人がいろんな仕事を管理する必要が出ています。つまり、マルチタスクです。
以前は専門職として1つの仕事をしておけばよかった職場が多くあったのに、仕事の範囲が増えていろんなことをしなくてはならなくなってきています。
公務員でも、定型業務は外注するようになってきており、職員はマルチタスクの仕事をすることがほとんどです。
会社としては、人が減っているのでマルチタスクができる人材を求めているところが多くなってきています。小さな会社ほど、この傾向は強い状況です。
ご存じのように、発達障害があるとどうしてもマルチタスクが苦手なところがあります。5つの仕事があって、1つは苦手で、1つは得意、3つはほどほどだとすると、1つの苦手があると評価はかなり下がってしまいます。
障害者枠で働くなら、苦手な仕事は配慮してもらうことは可能でしょう。しかし、一般の会社を選ぶ場合は苦手な仕事がないことを確認してから入るようにしなければつらいでしょう。
このようにマルチタスクの職場が増えているため、仕事選びは慎重にしなければなりません。