こんにちは。発達障がい支援センターの明石美和子です。
皆さんは、子どもの頃忘れ物をする子でしたか?忘れ物をあまりしない子でしたか?
発達障がいの特徴として、忘れ物をよくすると言われています。
一概に、発達障がいだから=忘れ物をする
と言うわけではありません。忘れ物をする原因としては、色んな特性からとてもよく起こる問題として取り上げられています。
以前のblogに時々書きましたが、発達障がいがある方にとって、視覚情報のみからの記憶に留める事はとても困難なことです。
【忘れる】というのは、覚えていた事を思い出さないでいる。または、記憶をしていたことを忘れてるという状態です。
例えば、授業で必要な物を持ってきてくださいと言われても、時間割を見ただけでは何の授業が行われるかは分かりますが、何を必要とするのかまでは分かりません。学校で忘れ物をした時、学校の先生から「時間割を見てないの?」と、叱られてもこの場合は、【忘れた】のではなく、【どうやって覚えたら良いのかわからない】のです。
目の前で起こった出来事をそのまま見るのではなく、1人1人に合わせた特性に合わせたアプローチをしてみてはいかがでしょうか?
【なぜ、忘れ物をするの?】
ではなく
【どのようにしたら、覚えることができるのかな?】
と、違う視点から考えることも出来ます。
例えば
・必要な一式を表に表す
・色を塗ってみる
・一つ一つ確認する
・視覚情報聴覚情報
・イラストに表す
一つのことが合わなくても、色々な角度から試してみると良いかもしれませんね。焦らずに、コツコツと向き合っていきましょう。出来ない事を責めずに、目の前で起こった事実は事実で受け止めていきましょう。
それでは、今日はこの辺で終わります。また、お会いしましょう。