こんんちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
中学生、高校生の発達障害のお子さんは、部活動に参加していますか?
発達障害の特性が原因で、入ったものの、すぐにやめてしまった。という場合もありますよね。
学校によっては、
必ず部活動に参加しなければならない。
部活動をやめてはいけない。
変わってはいけない。
という決まりがあるところもありますよね。
そんな時に、発達障害のお子さんが無理をして部活に行っていると、二次障害が起こる可能性があります。
発達障害のお子さんに、辛い思いをさせてまで、部活動をやる必要があるのか。という意見もありますよね。
まずは、部活動の役割はどういうことなのか考えてみましょう。
・仲間と助け合ったり、励まし合ったりする思いやりの心、連帯感、協調性といった社会性を身につけることができる。
・今の自分よりもできるようになろうと頑張ることで、集中力、持続力が身に付き、自分に自信が持てるようになる。
・自己コントロールができるようになる。
・ストレス耐性を高めることができる。
・発達障害のお子さんの適正を見つけるチャンス。
といったことが挙げられます。
これは、部活動に入ったほうがいいよ、と思いますよね。
どのように発達障害のお子さんにあった部活動をさがせばいいのか、考えていきましょう。
運動部か文化部か好きなほうを選びましょう。運動が苦手なら、文化部を選びましょう。
スポーツの場合、団体競技と、個人競技がありますね。
発達障害の特性で、団体競技よりも個人競技のほうがあっている場合が多いです。
個人競技のなかでも、1対1というよりも、タイム順位や特典で評価されるスポーツがいいですね。
入部するときは、これ部活がいいと思って入るのですが。続かない場合がありますね。
発達障害のお子さんにが、部活を楽しく継続していくには、特性を生かすことになります。
得意なことを生かすことができる部活が、一番いいですよね。
それが、なかなか難しいところになります。
発達障害のお子さんから、この部活に入りたいと言ったとき、一度お家でやってみるのも一つの方法です。
運動部がいい、と言ったのなら、公園や体育館で試しにやってみるのです。
サッカーでも、バスケでも、バレーボールでも、一度は試してみましょう。
親御さんが頭ごなしに、無理だよというのではなく、お家でやってみましょう。
部活には、体験できる期間がありますよね。その時に、仮入部をして、やっていけるのか確認するのも大切です。
発達障害のお子さんが、頑張ってやると言ったときは、顧問の先生と連携をとって、サポートをしてあげましょう。
部活動は、先輩、後輩ともかかわることができます。
やりたいことは同じ思いのメンバーが集まっているところです。
発達障害のお子さんが、やりたいと思っているのなら、できる限りサポートしてあげてくださいね。
将来お子さんが自立して生きていくときに、経験や体験が多いことは、役に立ちますよ。
親御さんの部活の思い出を、発達障害のお子さんにしてあげてください。
今日も、楽しい1日をお過ごしください。