こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
このブログを書いている今日は、3月30日です。
4月から、進級や進学、就職などで、新しい環境に飛び込むのが不安という発達障害の方も多いかも知れませんね。
私も引っ越しがあり、バタバタしている中で、このブログを書いています。
今日は、そんな、新しい環境が不安な発達障害のあなたに、ブログを書きたいと思います。
1.安全・安心の場所を作っておこう
新しい環境が不安!という発達障害の方に、まず、していただきたいのが、安全な場所・安心できる場所を作っておくということです。
新しい環境は、使うものや身につけるもの、周りの音・匂い・見えるもの…色々なものが変わっていきます。
そんな中、過ごすのは、不安が伴うことが多いですよね。
ですから、1日頑張った後に、安心できるような場所・心地よくいれる場所を作っておくことが大切です。
例えば、私でしたら、アロマセラピーをおこなって、良い香りに包まれて安心したり、好きな音楽を聴いて、テンションを上げたりすることが多いです。
他にも、カウンセリングを利用するのも良いですし、行きつけのカフェなどがあれば、そういったところに立ち寄るのも良いですね。
こんな風に、あなた自身が、これやっていると安心!こういう環境が安心!というものを用意しておくことで、新しい環境で大変だった後も、心が安まりやすくなります。
2.あなたの価値は、周りの人の評価で変わらないことに気付いておこう
新しい環境で一番不安なのは間関係だ!という発達障害の方もいらっしゃるかもしれませんね。
何か良くないことを言ったりやったりしてしまったらどうしよう…
それで誰かに悪口を言われたり嫌われたりしてしまったらどうしよう…
新しい環境に飛び込む時は、このような不安がよぎりますよね。
ここで知っておきたいのが、誰かの評価で、あなた自身の価値が変わることはないということです。
誰かの評価というのは、その人の主観であることが多いのです。(法律や会社のルールなどで決まっているものは客観的になります)
例えば、あなたが会話がうまくできなかったとします。
それをバカにする人もいれば、一生懸命話してくれたんだねと褒めてくる人もいます。
他にも、正直に話すあなたを見て、ひどい!と思う人もいれば、誠実だ!と思う人もいます。
多動なあなたを見て、落ち着きがないと言う人もいれば、元気があって良いと言う人もいます。
こんな風に、同じあなたを見ていても、人それぞれ、評価が違うんですね。
ですから、人の評価というのは、レッテルみたいなもので、それによって、あなた自身の価値が変わってしまうわけではありません。
誰かから悪口を言われたとしても、それはその人の主観で、あなた自身がそれを受け入れて苦しむ必要はないのです。
誰かからひどい評価をされたとしても、それはその人の主観で、あなた自身が自分を嫌いになる必要はないのです。
もし、「あぁやってしまった…」ということがあったら、「そんな自分はダメだ」と思う必要は無く、ただ次、違うやり方をおこなえば良いのです。
なので、新しい環境で、もし何か言われることがあっても、それによってあなたの価値が下がることもないし、あなた自身が劣っているということもないのですよ。
このことを知っておくと、人間関係で苦しむことが減っていきます。
というわけで、新しい環境が不安な発達障害の方に、意識しておいていただきたいことを2つお伝えしました。
・安心・安全な場所作り
・周りの評価であなたの価値は変わらない
でしたね。
ご参考になれば幸いです。