発達障がい支援センター
真鍋良得です。
子どもが言われたことをやろうとしない、他の子はやっているのにうちの子はやろうとしない。
「やればできる」「みんなちゃんとやってるんだからやりなさい」と励まそうとしても子どもはやろうとしない。
こんな時、あなたならどのように子どもに接しますか。
発達障害がある子どもが言われたことをやろうとしないように見えるのは、やり方がわからない、ちゃんとできるかどうか不安、言われたやり方ではできない、時間を掛ければできる、など、様々な理由があります。
完璧にやろうとする意識が強いと、少しでも自信がなければ動けないことがあります。
耳で聞いたことを理解する力が弱いと、何を指示されているのかわからないことがあります。
周りの子どもたちと同じやり方ではできないけれどもやり方を工夫すればできるということもあります。
単にゆっくりなだけで、時間を掛ければやれるけれども、待ってもらえないからできないということもあります。
発達障害がある子どもが何かをやろうとしないように見えるとき、親や周りの人たちは、他の子どもと比べすぎることなく、できると決めつけず、できないとも決めつけず、暖かく見守ってあげることが大事です。
子どもが自分でできることは手を出さずに自由にやらせてあげて、できないところはそっとサポートしてあげて、「できた」体験を増やしてあげたいです。