こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
あなたは、
自分が発達障害かもしれない
または、
わが子が発達障害かもしれない
と思った時に、
発達障害と言っても、ASD(自閉症スペクトラム)なのか、ADHD(注意欠如多動性障害)なのか、どっちなんだろう?と思うことはありませんか?
ネットや本などで発達障害のことについて調べてみたけど、
ASDもADHDもどちらにもあてはまっているように感じる。
一体どっちなの?
と思ったことはありませんか?
ASD(自閉症スぺク」トラム)は、
1.対人関係が苦手
2.コミュニケーションが苦手
3.想像することが苦手
といった3つの特徴が定義されています。(『3つ組の障害』英国の児童精神科医ローナ・ウィングスが提唱)
また、しばしば、感覚が過敏だったり鈍麻だったりといった感覚の偏りがあらわれることもあります。
また、ADHD(注意欠如多動性障害)は、
1.不注意
2.多動性
3.衝動性
といった3つの特徴があります。
でも、ASDとADHDには共通する特徴もあります。
・時間の感覚が苦手
・言葉を言い間違える
・不器用
・運動が苦手
・睡眠のリズムが崩れやすい
などです。
ASDとADHD両方持っているということが多いのです。
ASDと診断されてもADHDの症状で困っているということもありますし、
逆の場合もあります。
発達の進み方によって、
診断が変わってくるということもあります。
年齢にともなって自我の形成が変わると、出てくる問題も変わってくるのです。
ですので、ASD・ADHDという診断名にとらわれるよりは、
今実際に困っていることに焦点を当てて克服できるように取り組んでいくことが大切ですよ。