発達障がい支援センター
真鍋良得です。
発達障害がある人は「空気が読めない」と言われることがあります。
その場の雰囲気に合った行動ができなかったり、判断できなかったりすると空気が読めないと言われがちです。
また「自分の事ばかり話す」「人の話を聞くのが苦手」「思ったことをすぐに口に出す」といったことで、相手に合わせられない人、空気が読めない人と言われることがあります。
日本の社会では、人に合わせることや集団行動ができることを求められることが多いので、空気が読めない人は敬遠されがちです。
空気が読めなくてうまくコミュニケーションが取れない事への対処法としては、相手の話をおうむ返ししながらしっかり聞くことなどが有効です。
しかし、空気が読めないことを気に病む必要はありません。
空気が読めないというのは、周りの人と違う感覚を持っているということです。
そのことで、他の人が気づかないことに気づいたり、周りに流されず自分の能力を生かすことができたりもします。
空気が読めないと言われる発達障害の人の中には、周りの人の顔色をうかがうことなく自分の感覚を大事にしているために、危険が迫っていることにいち早く気づくことができ、危険回避能力が高いという人もいます。
「空気が読めない」というのを単に良くないことだと受け止めるのではなく、「空気が読めない」ことを特徴ととらえてそのことをどう役立てるかを考えることで、自分の能力を生かすことができます。