こんにちは、発達障がい支援センターの神谷今日子です。
発達障害の方をカウンセリングしていると、「発達障害の自分のことを許せない」と思っている方が多くいらっしゃいます。
確かに、今まで、発達障害であるがために、コミュニケーションがうまくとれなかったり、集中力が続かなかったり、失敗が多かったりしたこともあるかもしれませんね。
そういった経験から、発達障害の方は、「自分を許せない」という感覚を持つことが多いのです。
今日は、こんな「自分を許せない」ということについてお話できたらと思います。
自分を許すことは他者を許すこと
自分を許せない場合、「こうでない自分はダメだ」・「こうあらねば自分はダメだ」というジャッジを自分に課すことになります。
例えば、「コミュニケーションがうまくできない自分はダメだ」というジャッジをしている人の場合、自分を許せなくなりますよね。
こんな風に、自分を許せない時というのは、何かの基準で自分をジャッジしているのです。
これをやっているとどうなるか?というと、そのジャッジが他者にも向いていきます。
例えば、「コミュニケーションがうまくできない自分はダメだ」というジャッジをしている人の場合、コミュニケーションが上手でない他者を見た時にも、怒りや残念な気持ちが生まれるようになるのです。
「この人はコミュニケーションがうまくできないからダメだ!」とジャッジするのですね。
これは、かつての私が実際にしていたことでもあるのですが、自分を許せない→他者を許せないとなり、悪循環となります。
まず大切なのは、この悪循環に気付き、断ち切ること。
つまり、「自分を許すこと」が大切になります。
コミュニケーションがうまくできないのも自分だよね。と、ジャッジするのではなく、受け入れ、許していくのです。
こうすることで、自分を許せる→他者も許せるとなっていきます。
自分を許すことは、他者を許すことでもあり、
また、
他者を許すことは、自分を許すことでもあるのです。
自分を許し、自分に優しくできるようになると、他者にも優しくなることができるようになります。
発達障害のあなたは、自分の中に、許せない部分はありますか?
まずは、そこに気付き、許していきましょう。
それが、他者を許すこと、愛することにもつながっていきますよ^^
ということで、今日は心理カウンセラーの神谷今日子がお送りしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。