こんにちは。発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
発達障害があると相手の立場に立つことが難しく、自分の立場でのみ話をしてしまいます。
相手の話が自分の価値観に合わないと、「それは違うよ。こうだよ。」と相手の価値観を認めず、自分の価値観を強要しようとします。
これを繰り返すと、人間関係が悪くなってきます。
例えば、相手が「健康のために朝食を抜くようにした。」という話を聞いたとしましょう。
あなたが、1日のうち一番大切なのは朝食だと思っていたら、朝食を抜くなんてあり得ませんよね。
相手の価値観を無視した話し方
- 相手「健康のために朝食を抜くようにしたんだよね。」
- 自分「健康のためには、朝食が一番大切なんだよ。朝食を健康のために抜くのは真逆のことをしているよ。」
- 相手「「16時間断食」というのがあって、空腹が16時間続くと“オートファジー”が働き、人体の古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みで、自食作用とも呼ばれており、壊れた細胞をお掃除してくれると聞いて、自分も挑戦しようと思ったんですよ。」
- あなた「そんなの違うよ。昔から1日3食と食べなさいと教えられてきたじゃない。」
相手の価値観を尊重しながら話す場合
- 相手「健康のために朝食を抜くようにしたんだよね。」
- 自分「そうなんですね。なぜ、朝食を抜くと健康になるの?」
- 相手「「16時間断食」というのがあって、空腹が16時間続くと“オートファジー”が働き、人体の古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みで、自食作用とも呼ばれており、壊れた細胞をお掃除してくれると聞いて、自分も挑戦しようと思ったんですよ。」
- 自分「そんなのがあるんですね」
このように、相手の価値観を尊重しながら話すと人間関係が良くなってきます。
しかし、この方法は非常に難しいです。常に意識していないと、すぐに自分の価値観が自動的に出てき判断してしまいます。
自分の価値観まで変えるのは難しいので、自分の価値観は横に置いておいて、相手の価値観を尊重するように心がけてみましょう。
ご家族にもやってみてください。これができるようになれば、人間関係良くなりますよ。