こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
あなたは、わが子が、
家で癇癪がひどくてすごく手がかかるんだけど、
学校で先生に相談すると
「学校では問題ありませんよ」
と言われてしまって、どうして家でだけ暴れるんだろう?と考えてしまうことはありませんか?
発達障害やその傾向がある子どもや、グレーゾーンの子どもで、
発達障害のこだわりの特性によることも考えられます。
たとえば、母親にすごくこだわってしまっているということがあります。
子どもはお母さんにやってほしいのです。
お母さんに着替えを持ってきてほしい。
お母さんに電気のスイッチをつけてほしい。
お母さんにご飯のお代わりをもりつけて欲しい。
幼い子どもの願いなら、かなえてあげてください。
お母さんと一緒になにかしたい、だけど、どう伝えていいかわからない!
という気持ちから癇癪を起していることもあるのです。
発達障害があると、精神的な成長がゆっくりなこともあります。
子どもはもう大きくなった、と感じていても、こころは体の大きさと比例して大きくなっているのではないのですね。
子どもがしゃくりあげるほど泣いて訴えている要求を、
母親であるあなたができることだったらしてあげてください。
仕方なくやるのではなく、
何かのついでにやるのではなく、
あなたのたのみならよろこんでやるよ
という気持ちが子どもに伝わるようにやってあげることができたらいいですね。
できそうですか?
難しいと感じましたか?
私はできないことがありました。
できないときは、どうしてできないのかを考えてみましょう。
私ができなかったのは、小さい時に「自分でやりなさい」と言われて育った記憶があるから。
我慢して育った記憶があるから。
私も本当はやってほしい気持ちがあったけど、甘えられなかった。
私が我慢していた気持ちを出してくるわが子に、小さい時の私が出てきて、ダメと言っていたのですね。
そのことに気づいてからは、
子どもの要求を前よりはきいてあげられるようになりました。
ただ、子どもの要求を何でもかんでもきいていては、
どんどん子どもの要求がエスカレートしてくることがあるので注意が必要です。
どうしてもできないことは、できないことを伝えましょう。
子どもの年齢にもよりますが、
子どもが癇癪を起しているときは、落ち着くまで待って、落ち着いて話ができるようになってからお話ししましょうね。
子どもを抱きしめてあげながら、
子どもだ抱きしめてあげながら
あなたのことが大好きだよ
あなたのことを決してキライにはならないよ
という気持ちを伝えてあげてくださいね。