こんにちは。発達障がい支援センターの水野幸子です。
発達障害のあなたは、これが1番!と思うと、他のものを進められても試すことさえしない、ということはありませんか。
発達障害のあなたは、このお菓子をどうぞと一袋渡された時、この一袋は自分の物、と思ったことはありませんか。
違うのよ、みんなで分けて食べようねってことだったのよ、と言われても、自分は食べてはいけないんだと思い込み、一口も食べなかたっとういことはありませんか。
みんなで分けて食べるという言葉には、あなたも一緒に食べるという意味があります。
なのに、みんなの中にあなた自身は入っていないと思ってしまう。
袋を渡されたのにお菓子を食べてはいけない。
私だけ仲間外れ。
私はいじめられている。
私は嫌われている。
と、気持ちがどんどんネガティブな方向に暴走していくことはありませんか?
発達障害のなかでも、ADHD(注意欠如・多動性障害)の方にこういったことが起こりやすいです。
お菓子一袋は自分だけのものと、思い込んでしまう。
みんなで食べると聞いて、自分は食べてはいけないんだと勘違いしてしまう。
思い込みや、勘違い、早とちりをしているときは、YESかNOしか選べない状態になっていることが多いです。
数字で例えると、0か100。
お菓子を渡されるまえは0です。
お菓子を渡されて、1人で食べられると、一気に100まであがります。
みんなで食べるんですよと言われて、あなた自身は食べられないと思い込み、一気に0に戻ってしまう。
本当は、あなたも一緒に食べられるのだから50のはずなのに。
0と100の間には、1から99までの数字があります。
ついついそれを忘れてしまうのですね。
では、どうしたら1から99を思い出すことができるのか。気づくことができるのか。
それは、確認することです。
お菓子をもらった時には、「1人で食べていいんですか」と聞いてみる。
みんなで食べるんですよと言われたときは、「私は食べてはいけないんですね」「私も食べていいですか」と聞いてみるのです。
どうやって聞いたらよいか分からないと思ったときは、あなたが心の中で思ったことを伝えればいいのです。
みんで食べるんですよと言われたときに、あなたが
私は食べられないんだと思ったなら、「私は食べてはいけないのですね」
私も食べられるのかなと思ったなら、「私も食べていいですか」
と、確認をすればいいのです。
そうすれば、みんなのなかにあなたももちろん入っていますよ、という返事がもらえています。
その返事があれば、気持ちがネガティブな方向へ暴走していくことを防ぐことができますよ。
気持ちが0から一気に100までいく。100から0まで一気に戻る、ということを繰り返すのは、本当に疲れてしまいますよね。
0と100の間には、1から99という段階があるということを、思い出してくださいね。
今回のポイント
心で思ったことを口に出して確認する。
0と100の間には、1から99があることを思い出す。
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読んでいただきありがとうございました。