発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
今日は、簡単に観念、スキーマに気づく方法をご紹介します。
観念とは主観的な物事の捉え方のことでしたね。価値観であり、判断基準であり、色眼鏡です。
スキーマとは、観念に基づいた評価のことです。
観念に気づく方法
出来事があったとき、スキーマ(評価)を基に自動思考が生まれます。その自動思考を基に、スキーマを見つけ、そのスキーマが生まれる基になった観念を見つけることができます。
自分に質問してください。
Q.あなたは幸せですか?
こう聞かれたときどうこたえるかです。幸せじゃないと答えた方に質問します。なぜですか?
この答えに観念が隠れています。
例えば、「仕事で失敗ばかりしてしまう」「仕事でいつも上司に怒られる」「人間関係がぐちゃぐちゃ」「お金がない」「仕事がつらい」「親が終わっている」など。
以上の例から観念を探してみましょう。
「仕事で失敗ばっかりしてしまう」⇒スキーマ「私はダメな人間だ」⇒観念「失敗することはいけないこと」
「仕事でいつも上司に怒られる」⇒スキーマ「私はダメな人間だ」⇒観念「上司に怒られることはいけないこと」
「人間関係がぐちゃぐちゃ」⇒スキーマ「私は人間関係も上手にできないダメな奴だ」⇒観念「人間関係が良くないのはいけないこと」
「お金がない」⇒スキーマ「金も稼げないダメな奴だ」⇒観念「お金がなければならない」
「仕事がつらい」⇒スキーマ「仕事も楽しくできないダメな奴だ」⇒観念「仕事は楽しくなければならない」
「親が終わっている」⇒スキーマ「こんな親で不幸だ」⇒観念「親はいい人でなければならない」
このようにスキーマから観念を見つけることができます。
観念を変えるには、まず観念を見つけることから始めてください。
幸せになる方法
幸せの基準を下げる
住むところがあるだけ幸せ
毎日食べられるだけ幸せ
布団で寝られるだけ幸せ
このような言葉を寝る前に唱えましょう。幸せの基準を下げると、今のままで幸せになれます。