こんにちは。発達障がい支援センター水野幸子です。
人が生活していくには、1人で生活していくことはできません。
もしかしたらあなたは、何日もだれとも話していません。と思ったかもしれません。
1日誰とも話していなくても、1人暮らしで1日ベットの中で過ごしたとしても、広い視点で考えると、人は人との関わりの中で生活しています。
あなたの持ち物は、誰かが作ったものです。
あなたは1人で家を建てましたか?違いますよね。
あなたが食べたものも、誰かが丹精込めて作ったものなのです。
このように考えると、人とのつながりは素敵なことで、ありがたいなと思えてきますよね。
人は人との関係の中で生活しているということを、分かっていただけたと思います。
では、視点を狭くしてみましょう。
視点を狭くしたときに、身近な人との人間関係に苦しんでいませんか。
・両親
・兄弟姉妹
・友達
・同僚
などの関係で
・いつも注意をしてくる
・いつもにらみつけられる
・何をしてもダメ出しをされる
など感じていませんか。
自分が嫌だなと思っている相手は、相手も自分のことを嫌だなと思っているというのを、聞いたことがあると思います。
それはどうしてなのでしょうか。
それは、お互いが鏡だからです。
発達障害のあなたは、歯磨き、洗顔のときに鏡を見ますよね。
鏡にうつっているあなたは、どんな動きをしていますか。
あなたが手を上げれば、鏡の中のあなたも手をあげます。
あなたがウインクをすれば、鏡の中のあなたもウィンクをしますね。
人間関係の中では、あなたと相手の間に鏡があるのです。
あなたが優しく微笑めば、相手も優しく微笑みかえす。
相手から微笑まれて、嫌な気持ちになる人はいませんね。
お互いに、微笑み、優しや、思いやりなどのキャッチボールに広がっていきます。
それは、良好な人間関係ができるということですね。
相手が暴言を吐いてきたとき、あなたはどんな動きをするでしょうか。
・暴言を吐き返す
・手をあげてしまう
・怒りのあまり言葉が出ない
お互いに、暴言を吐いていたり、嫌がることをしていては、
お互いに、心も身体も疲れ果ててしまいますね。
お互いが鏡なので、疲れ果ててしまうのは、あなただけではなく、相手もということなのです。
では、お互い疲れ果ててしまう関係をやめるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、良好な人間関係をうみだす鏡の関係になればいいのです。
相手が暴言を吐いてきても、あなたは鏡をやめて暴言を吐いてやり返すのをやめましょう。
ただ、発達障害のあなたがどんなに気を付けていても、特性によっては気づけないこともあります。
そのことを、注意されることもあるでしょう。
そんな時は、気づけなかったことを教えてくれてありがとうと思えるようになるといいですね。
そうすれば、良い人間関係の鏡を2人の間に置くことができます。
今日は、人間関係の鏡がどんな鏡になっているのか意識してみませんか。
このブログが、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。