発達障がい支援センター
真鍋良得です。
子どもをほめることが効果がないばかりか、ほめたことで子どもの気持が沈むという場合があります。
親が他の子とわが子を比較して、他の子と同じようになんでもできるようにさせようと思うと、発達障害がある子どもにとってはできないことがたくさん出てきます。
そんな時に、「○○さんは、ちゃんとできてるよ、あなたもちゃんとやりなさい」といった、他の子と比較するような指導をしていると、子どもはできない自分はダメな子なんだと思うようになります。
他の子と比較して自分はダメな子だという思考になっている子供は、今までずっと50点以下だったテストで70点取ってほめられたとしても、「自分より点数の高い子はたくさんいるんだから、どうせ自分がダメな子なことは変わらない」と全然うれしく思いません。
さらに、「この程度の点数でほめるなんてバカにしている、自分はこの程度の点数でもほめられるくらいの出来損ないなんだ」と感じて、さらにダメな自分を嘆くことになります。
そうならないためには、どうすればいいのでしょうか。
それは、日ごろから他の子と比較し過ぎず、できなことがダメなことなんだと子どもに思わせないことです。
そして、日ごろから子どもとコミュニケーションを取り、子どもの気持を理解しておくことです。
そうしていれば、ほめられた子供がうれしくなるほめ方ができます。