こんにちは!
発達障がい支援センターの黒瀧素子(くろたきもとこ)です。
子どもが発達障害もしくは発達障害の傾向があることに気づいて、
発達障害のことについて書かれた本を読んだりネットの情報を見たりいたことがある方もいらっしゃると思います。
そういったものをみて、
・○○することが苦手だったのは、発達障害があったからなのね。でも、発達障害は治らないっていうけど、すっとこのままなのかな?
・こんなことで怒りが爆発してしまうなんて、自立して社会に出ていくことができるのかしら?
などと、発達障害はこんなことが苦手だということを知って、心配な気持ちになったことはありませんか?
または、発達障害があるから、この子はもうできないと思ってしまうことはありませんか?
できないと思って、そこで働きかけをあきらめてしまわないでください。
発達障害があっても、同じ年の子ども比べたらゆっくりだけど、いつの間にかだったり、練習したりしてできるようになっていくこともあるのです。
その子の特性に合った関り方やトレーニング等をすることによって,
できるようになることもたくさんあるのです。
そうしたら、”どんなことをしていったらいいのか”、”どんなトレーニングがあるのか”、ということが気になりますよね、そのためには、その子どもの特性をきちんとまずは知ることが大切です。
知能検査などで、まずは子どもの特性をきちんととらえることが大切です。
知能検査には、K-ABCⅡやWISC、WAIS、田中ビネー知能検査などがあり、年齢によって受けられるものや特徴がちがってきます。
知能検査を受けると、例えば耳からの情報が入ってきやすいのか、目からの情報が入ってきやすいのか、といったこと、苦手なところ、得意なところといったその子の特性がわかるので、がある。
どのような支援をしていったらいいのかなどの関わり方もわかってきます。
たとえば、ずっとゲームをしている子どもがいて、やめるように言ってもなかなかいうことをきかない、といったことがあるときに、
それは、単にいうことをきかないということではなく、指示の出し方の問題だったりします。
発達障害の特性で、過集中の状態になっているということの可能性もあります。
脳の特性でうまく情報処理や情報収集ができていないということが考えられるのです。
子どもの特性がわかると、関わり方や支援の仕方も明確になってくるところがあります。
いま、できないからといって、決してあきらめる必要はないのですよ。
どうしても困っているときは、支援のプロに相談するという方法もあるのです。
大変なときは、親だけで、ひとりで、がんばりすぎないでくださいね。