こんにちは、発達障がい支援センターの水野幸子です。
自分の気持ちを人に伝えることは、簡単なようで難しいです。
息子とのやりとりで、あれだけ話して、あれだけ確認したのに、なぜ今その質問?と驚くことがありました。
話をすることは10%しか相手に伝わらないと言われています。
90%はどこかにいってしまうのです。
発達障害のあなたは、どうして伝わらないのだろう、と思ったことはありませんか。
その原因の一つは、10%しか伝わらないです。
他の原因はなんでしょうか。
発達障害の特性を理解していないかもしれない、ということです。
発達障害のあなたが、何が得意で何が苦手なのか、理解をしていると対処の仕方が分かります。
あなたは、どんな方法で自分の気持ちを伝えていますか。
口頭で伝える。
文章にまとめて伝える。
図や絵にして伝える。
どれが得意なのか考えてみましょう。
もし、どれも得意ではないと思ったのなら、苦手なもの順にしてみましょう。
最後になった方法が、3つの中ではやりやすいということになります。
人に自分の気持ちを伝えるにためのポイントは
まずは、自分の気持ちや意見をまとめましょう。
まとめるときに意識をするのが 5W1Hです。
5W1Hとは、5つのWと1つのHのことです。
いつ(When):時間
どこで(Where):場所
だれが(Who):主体
何を(What) :対象となるもの、人や物
なぜ(Why) :理由や原因
どのように(How):方法や手段
ここに当てはめていくと、まとまりやすくなります
あなたが、週末何をしていたの、と聞かれたとします。
When 日曜日に
Where ○○モールの映画館
Who 私
What 映画を観た
Why おもしろそうだったから
How インターネットでチケットを買って
となりました。
相手に伝えるときは、順番を並べかえても大丈夫です。
Who 私は
When 日曜日に
Where ○○モールの映画館で
What 映画を観た
で、あなたが日曜に映画をみたことが伝わります。
もう少し具体的に伝えたいときには
Why おもしろそうだったから
How インターネットでチケットを買って
を加えればいいのです。
もし、5W1Hは難しいと思ったときは、
最初に結論を言うことを意識します。
今から何について話をするのかを、最初に伝えるのです。
ブログで言うなら、タイトルが伝えたいことを表しています。
新聞を見ると、大きな字や太字で表現されています。
新聞を読んでいる人は、大きな字を読んで内容を知るために記事を読むのです。
あなたは週末何をしていたの?と聞かれた時、結論だけ答えると
映画を観た。になるのです。
この「映画を観た」の結論に詳細を付け加えていきます。
そのときに使えるのが、5W1Hです。
いきなり5W1Hは難しいと思うときは1つづつ加えていきましょう。
週末何をしていたの?と聞かれたとき。
その1 映画を観た と結論(行っていたこと)を答える
その2 ○○モールで映画を観た 場所を加えました
その3 私は○○モールで映画を観た 誰がを加えました
その4 私は日曜日に○○モールで映画を観た いつを加えました
このように、1つづ加えていくようにしてみましょう。
加える順番は、あなたの話やすい順番でいいですよ。
例題では「私が」になっていますが、「友達」と行ったことを話したいと思ったのなら、
友達と2人で映画を観た。と伝えればいいのです。
このように、まとめたことをあなたが得意とする方法で伝えると、今までよりも伝えることが楽になると思います。
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1人で悩んでいて不安というあなたは、発達障がい支援センターの心理士があなたを応援しているということを、覚えていてくださいね。
それで、今日も楽しい1日をお過ごしください。