発達障がい支援センターの青芝夏樹です。
あなたは、自分のことをまともな人だと思っていますか?
それとも、まともじゃないと思っていますか?
人とコミュニケーションを取るのが苦手だから、「まともじゃない」と思っているかもしれませんね。
仕事ができないから「まともじゃない」と思っていませんか?
普通の人となんとなく違うから、「まともじゃない」と思っていませんか?
そもそも、発達障害だから「まともじゃない」と思っているかもしれませんね。
まともとは?
辞書で「まとも」を調べると
1 まっすぐに向かい合うこと。正しく向かい合うこと。また、そのさま。真正面。「—に風を受ける」「—に相手の顔を見る」
2 策略や駆け引きをしないこと。また、そのさま。「—に戦ってはとても勝てない」
3 まじめなこと。正当であること。また、そのさま。「—な人間になりたい」「これは—な金だ」
と出てきます。
ここでいう「まとも」は、3の意味で使っていると思われます。まじめなこと。正当であること。
つまり、世間一般から言って、「普通であること」をもって、まともということになると思います。
普通とは?
普通とはなんでしょうか?
「普通」は意味の範囲が広く、「どこにでも普通に生えている草」のように、ありふれている、珍しくないの意、「ごく普通の子」「普通科」のように、特に変わりがない・平均的・一般的なの意に使われます。
つまり、平均的なということです。つまり、言い換えると多数派かどうか?
世の中には、最近、発達障害という言葉がよく聞かれるようになりましたが、多数派ではないですね。少数派ですね。少数派は、「まともではない」と言われてしまいます。
あなたが「まともなない」と感じているのは、多数派じゃないということです。
ですので、「まともじゃない」と言われたら、「多数派じゃない」と言われていると理解しましょう。
世の中は、多様性を認められる時代になってきています。つまり、少数派が認められる時代になってきています。あなたは、「まともじゃない」と自分の評価を下げる必要は全くないのです。
多数派か少数派かどうかだけです。
しかし、世の中はまだまだ認めない人も多いのが現状です。あなたから、いろんな多数派の人を認めていきましょう。
時代は変わってきています。時代に乗った生き方をしていきましょう。